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世界の複数性についての対話 プラネタリー・クラシクス
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世界の複数性についての対話 プラネタリー・クラシクス

ベルナール・ル・ボヴィエド・ドフォントネル【著】, 赤木昭三【著】

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世界の複数性についての対話 プラネタリー・クラシクス

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 工作舎
発売年月日 1992/11/20
JAN 9784875022084

世界の複数性についての対話

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2026/01/29

”The Pendragon Legend”の冒頭の社交のシーンで、そういえば17世紀末の欧州で「サロンの話題を独占した古典」が積読の中にあったな、と思い出し。ベストセラーになっただけあって中々面白かった。 若き公爵夫人と哲学者が夜毎庭園を散策しながら、太陽を中心とするこの世界...

”The Pendragon Legend”の冒頭の社交のシーンで、そういえば17世紀末の欧州で「サロンの話題を独占した古典」が積読の中にあったな、と思い出し。ベストセラーになっただけあって中々面白かった。 若き公爵夫人と哲学者が夜毎庭園を散策しながら、太陽を中心とするこの世界、そしてその先に広がる他の世界に関する思索を深めていく。例え話を交えながら平易な言葉で交わされる二人の会話を読み進めれば、読者も当時の最新の科学知識が理解出来るようなっている体。 第一夜:天動説と地動説について。まさに『チ。』の内容。本書発表当時はまだ世間は二分されていたよう。 第二夜:満ち欠けや蝕など、月と地球の類似点について。その事から、月にも住人がいるかもしれない事。 第三夜:月と地球の相違点について。その事から、住人がいたとしても適応しなければいけない環境の違いから、人類とは違う様相をしている可能性がある事。他の惑星にも住人がいる可能性がある事。 第四夜:太陽系の他の惑星の特徴と、デカルトの渦動説について。 第五夜:他の系や彗星、惑星の死と生について。 第六夜:(後から付け加えられた章)地動説の補強、惑星表面の変化、木星の黄道光など宇宙の最新情報について。 ちょっと前もカルロ・ロヴェッリの著書が人気だったし、やはりどの時代もこの手の本は人気が出るのかもしれない。自分も大好き。また男が女を啓蒙する図か…とも思ったが、そもそも当時になって漸く女性が知識を得る事に値すると見做されるようになったらしいので、彼女らを想定した本を書いた事自体、割と先進的だったらしい。本作は註もあとがきも大変充実していて、当時のカルチャーや一般常識を知る事が出来面白かった。やはりプラネタリー・クラシクスは良書ばかりだ…(一生言ってる)。

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2020/04/24

ただ読むとたわいのないお伽話か子供だましの幻想物語の ように思われるのだが、実は十七世紀に発表され、ベスト セラーとなったれっきとした科学啓蒙書である。今この現代 にこの本を読む意義は様々あるだろう。当時の天文学の科学 的水準を知ることができたり、さりげなく織り込まれた社会 や宗...

ただ読むとたわいのないお伽話か子供だましの幻想物語の ように思われるのだが、実は十七世紀に発表され、ベスト セラーとなったれっきとした科学啓蒙書である。今この現代 にこの本を読む意義は様々あるだろう。当時の天文学の科学 的水準を知ることができたり、さりげなく織り込まれた社会 や宗教への批判を読み解くこともできよう。私はこの科学的 情報の限られた時代に発揮された人間の想像力を楽しむと いった読み方をした。よってジャンル分けもファンタジー・ SFとしておいた。この本の性格上、解説まで読むことが 大切である。

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2015/07/24

17・18世紀のフランスを代表する思想家が、異星人が存在するという仮説を推論的に示そうとする著作。その際に、コペルニクス的地動説とデカルト的渦動説を組み合わせて太陽系の構成を説明し、その中で生命体を有する惑星が地球だけとは限らないことを正当化しようとしている(引力や重力の話は出て...

17・18世紀のフランスを代表する思想家が、異星人が存在するという仮説を推論的に示そうとする著作。その際に、コペルニクス的地動説とデカルト的渦動説を組み合わせて太陽系の構成を説明し、その中で生命体を有する惑星が地球だけとは限らないことを正当化しようとしている(引力や重力の話は出てこない)。天動説など古代以来の世界観・宇宙観が嘲笑され、月や木星の住人からすれば地球に住人がいるとは思えず、そこで地球人の存在を主張する者は教会や国家によって処罰されるだろうと述べることで、暗に当時の科学言説に対する教会や国家の姿勢を批判している。その他にも、当時の社会に対する皮肉や批判が散りばめられている。天文学の啓蒙書としてだけではなく、社会批判の書としても非常に面白い。(2015年7月24日)  古本で比較的安価で入手できたため再読。相変わらず、軽妙洒脱な「私」とG侯爵夫人の会話にはくすりとさせられる。それと同時に、啓蒙主義者たちの世界観の核心部に触れるような記述が随所に見られ、SFファンタジー的な面白さと同時に啓蒙の思想史を楽しめる。「今日では、みんな宇宙は時計を大きくしたものだと思いたがっています。そこではすべてが規則正しい運動で運ばれていき、その規則正しい運動は、もろもろの部分の配列によって生まれるのだとね。」(26頁)。

Posted by ブクログ

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