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アマリリス号 待ちつづけた海辺で Best choice
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 福武書店/ |
発売年月日 | 1992/07/25 |
JAN | 9784828850061 |
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アマリリス号
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商品レビュー
3.7
3件のお客様レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
「時をさまようタック」が長い間ずっと好き。 昨年ふと、ナタリー・バビットさんは他にどんな本を書いているんだろうと思った。逆に、今までどうしてそのことを思いつかなかったのかとも。図書館の児童書コーナーで、折に触れて読むことにして、「ニーラックノーズ」に続く2冊目。 海に沈んだ夫がいつか戻ってくる、何か知らせを届けてくれると、待ち続けるおばあさんの思いが途切れないこともすごいけれど、息子をほったらかしにしてしまうのも、離れて暮らすことにしたのも、そこはもっと責任を持たなくちゃいけなかったんじゃないかな。お父さんの船が目の前で沈むのを見て、お母さんが海しか見なくなってしまって、ひとりぼっちになったのは14歳の息子だったんだから。 おばあちゃんが船も夫も帰らないことを受け入れることと、息子が命を懸けて守ってくれたこと、自分にそっくりな孫が共に体験してくれたこと、そのために必要な年月だったのかな。
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10歳の時に読んだ本を再読した。 海や波と一緒に生きていく人間のことを書いていたから、震災後の今、思い出したのだと思う。 凛とした空気と、圧倒的にわきあがってくる恐怖感がスゴイ。
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おばあさんのエゴが鼻についてしまう。30年前に沈んだ船の船長であった夫からの‘しるし’を捜して海辺を歩き回る祖母。孫のジェニーをも有無を言わさず巻き込んでいく。夫への愛に、他のものは何もみえなくなっている妻の“恐さ”を感じる。
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