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とりかえばや物語 ちくま文庫
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とりかえばや物語 ちくま文庫

中村真一郎【訳】

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とりかえばや物語 ちくま文庫

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 筑摩書房/
発売年月日 1992/01/23
JAN 9784480025975

とりかえばや物語

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商品レビュー

3.1

11件のお客様レビュー

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2010/05/28

とりかえばや―とりか…

とりかえばや―とりかえたいなぁ。りりしい娘とかよわい息子を持つ、悩めるお父さんのぼやきです。まぁハッピー・エンドなので、よしとしましょう。

文庫OFF

2016/07/23

「とりかえっこもの」と聞いて興味はあったんですが、平安時代の話ということで、なんだか難しそうでなかなか手が出せずにいました。 でも、最近、読んでみる気になって、1ヶ月くらいかけて読みましたよ。 「女装と男装」ということで、歌舞伎の女形とか宝塚の男役みたいなイメージが浮かんできて...

「とりかえっこもの」と聞いて興味はあったんですが、平安時代の話ということで、なんだか難しそうでなかなか手が出せずにいました。 でも、最近、読んでみる気になって、1ヶ月くらいかけて読みましたよ。 「女装と男装」ということで、歌舞伎の女形とか宝塚の男役みたいなイメージが浮かんできて、果ては兄妹以外のキャラまで歌舞伎役者とタカラジェンヌのイメージで読み進めておりました……。 読みながら、歌舞伎っぽい話し方や宝塚歌劇っぽい話し方に勝手に脳内変換w ストーリーが進むにつれてキャラクターの呼び名も変わってくるので、その都度メモしながら読み進めないと分かりにくかったり、平安京の内部の名称とか役職とか、馴染みのない単語が多かったりで、むずかしかったですが…… 慣れてくると、ストーリーが入ってきて、おもしろかったですよ。 今度読み返すとき、2回目、3回目は、もっと楽しめるんじゃないかなあと思います!

Posted by ブクログ

2014/04/20
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

『少女たちの19世紀』http://booklog.jp/users/melancholidea/archives/1/4000259423で読みたくなった双子いれかわりもの。 筋はおおむね知っていたので、「結局シスジェンダーヘテロ枠に押し込められちゃう話」というイメージを持っていた。 が、思っていたより柔軟で面白かった。 感情の表現が豊かで…というか完全に感情の小説で、千年前の価値観なのに理解や共感が及ぶ。 涙する理由を次々につくっていくのは余裕のある暮らしの産物か。 泣いたり嘆いたり悲しんだりするばかりで刃傷沙汰も権力争いもないってのはある意味平和なことだ。 世界とか信念とか正義とか忠義とか、大きい正しい話はしない。 徹頭徹尾アイデンティティや恋に思い悩んでいるから、下らなさに救われる。 男のクズっぷりに気づいていてもズルズル続いちゃったり、家にこもってただ男を待つ日々に暗澹たる思いを抱える女性の気持ち。 本人たちの意思のみによる逆転と、なんで普通じゃないんだと思いつつ、泣くだけで無理やり髪を切ったり服を着せたりはしない父親。 子供のころはただ好きなようにふるまっていたけれど成長につれて自分が普通でないことに悩みだしたり、世の中に生きていたくないと思うセクマイの気持ち。 気づいていても特に取り沙汰さない周囲の人たち。 セックスレス夫婦のすれ違い。 あの女はこうでこの女はこうでと品定めを散々した後で、そういう自分をちょっと恥じる男性。 男だと思いこんだまま友人を口説く節操なしの男。(解説では女だと気づいて襲うとあるけれど、本分では襲って初めて気づいたことになっている) こういうものを古典の中に見つけるとは思いよらなかった。新鮮。 三人称はその時々で変わる。 生まれた時は姫君、男装になったら若君、参内したら侍従、出世して中納言… たまにこれ誰だっけ?となるけれど、今のその人を受け容れるようでいいなあと思った。 これはぜひ「彼」や「彼女」を三人称にする言語の国の人に感想を聞きたい。 みんなすんごい泣いてるんだけど、泣きすぎて涙の価値が軽くなっているような逆説的な軽さが面白い。 このごろの癖でぼろぼろと涙を落として――とか、「あなたが恋しくて死んでしまいそうです」「誰にでもそれ言ってますよね、あなたは長生きしますよ」とか、しょうもなさすぎ。 男どもは最低なんだけど、個々の男の性格や生理現象ではなく「男ジェンダー」ゆえであるところが面白い。 娘も息子も男モードと女モードで性格が変わっている。 宰相はもう…こうも突き抜けてると嫌うより前に笑ってしまう。 結局「ただしい」男女の型に戻してしまう話ではあるけれど、女は男に従う形のシスジェンダーヘテロだけが正しいのです!という話には見えない。 ストーリーは決着するけれどそれぞれの悩みに正しい決着をつけてしまわないから、時代を超えて読めるんだろうな。 解説はなんか色々難しいことを言っている。 わかる気がするところもあるし、自分の感情を投影しているだけにも見える。 あらすじだけ読むとこんな感じだけど実はこうなんだよと語るためにあらすじを捻じ曲げるような書き方は嫌いだ。 今度対訳で読みたい。 表紙の絵はあまり好きじゃない。

Posted by ブクログ

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