- 中古
- 書籍
- 書籍
商業試論
定価 ¥3,850
220円 定価より3,630円(94%)おトク
獲得ポイント2P
在庫なし
発送時期 1~5日以内に発送
商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 名古屋大学出版会/ |
発売年月日 | 1992/05/31 |
JAN | 9784815801793 |
- 書籍
- 書籍
商業試論
商品が入荷した店舗:0店
店頭で購入可能な商品の入荷情報となります
ご来店の際には売り切れの場合もございます
お客様宅への発送や電話でのお取り置き・お取り寄せは行っておりません
商業試論
¥220
在庫なし
商品レビュー
4
1件のお客様レビュー
Cantillonをカンティロンと表記することへの異論については、中川辰洋『ジョン・ローの虚像と実像」がおもしろい。私はこの商業試論の序文に関心がある。フィジオクラートの先駆であり、すでにケネーの経済表はここでできあがっていたといわれる彼の土地価値論の前提は、不完全情報を前提にし...
Cantillonをカンティロンと表記することへの異論については、中川辰洋『ジョン・ローの虚像と実像」がおもしろい。私はこの商業試論の序文に関心がある。フィジオクラートの先駆であり、すでにケネーの経済表はここでできあがっていたといわれる彼の土地価値論の前提は、不完全情報を前提にしているように読める。18世紀中葉であればそれは自然な仮定である。 カンティヨンは、いうまでもなくジュボンズが絶賛して知られるようになり、シュンペーターも称えているが、この不完全競争の前提だけをとらえても、それ以上の意義があると私は感じている。研究者稼業はやめたのでそれ以上は究明できないが。 それにしても、時代が経済学を作ってゆく課程が見えるのが経済学史の醍醐味なのではないかと思うが、スミスやリカードだけではそれは十分には味わえないのではないかと感じる。今の経済学史の研究者は、すでに終わった学問として扱われこれ以上もう何も進まないのかもしれないが。
Posted by