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本居宣長(下) 新潮文庫
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 新潮社/新潮社 |
発売年月日 | 1992/05/29 |
JAN | 9784101007076 |
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本居宣長(下)
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商品レビュー
3.4
7件のお客様レビュー
本居宣長の言語への情…
本居宣長の言語への情熱も相当なものであったとわかる!!
文庫OFF
上巻に続く下巻。 「物学び」「やまとごころ」「もののあはれ」をキーワードとして、形式的な当時の学問世界や、中国から輸入された儒学への傾倒を批判。 師匠である賀茂真淵や、同時代の学者である上田秋成との論争についても触れられている。 ひとえに自分自身の経験不足からであるが、古事記...
上巻に続く下巻。 「物学び」「やまとごころ」「もののあはれ」をキーワードとして、形式的な当時の学問世界や、中国から輸入された儒学への傾倒を批判。 師匠である賀茂真淵や、同時代の学者である上田秋成との論争についても触れられている。 ひとえに自分自身の経験不足からであるが、古事記や書紀(宣長は『日本書紀』という言い方を嫌う)にある神話世界が非常に重要であるということが、どうしてもはっきりとした納得性を持ってこない。 「文字」を持たなかった時代に人々によって「口伝」として語り継がれた神話こそ重く見るべき物語、というのは何となく理解できる。 しかしそれでもやはり文字の力は覆せない、と若輩者は思ってしまう。 また、ものごとをそのまま感じる「自然主義」よりも、科学や現実と言った「理屈」に偏るのは、いつの時代も変わらない課題のようだが、現代は特にそうだと思う。 その中で、ありのままを見て信じることは難しいことだと感じた。 一神教と多神教、日本と西洋における自然主義の違い、言葉と文字、信じる力など、色々頭に去来する読書体験であった。 小林秀雄の書き方が、私にはいただけない。 「そう言っていいと思う」、「そう考えるしかない」など、自分自身を無理やり納得させているような語尾。 押しも押されもせぬ歴史的な批評家に何を言えるものでもないが、残念ながら今の自分の年齢にはまだ感じとれぬものがあるようであった。
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内容(「BOOK」データベースより) 「もののあはれ」の説は、単に「源氏」研究の学説に留まるものではなかった。宣長において、それは、実人生の情を論じる際にも一貫していた。ひたすら宣長の肉声に耳を傾けながら、その徹底した学問と人生の態度を味わい、いかに生くべきかを究めた本書は、同...
内容(「BOOK」データベースより) 「もののあはれ」の説は、単に「源氏」研究の学説に留まるものではなかった。宣長において、それは、実人生の情を論じる際にも一貫していた。ひたすら宣長の肉声に耳を傾けながら、その徹底した学問と人生の態度を味わい、いかに生くべきかを究めた本書は、同時に現代最高の知性、小林秀雄の思索の到達点でもあった。本篇刊行後に上梓された「本居宣長補記」を併録する待望の文庫版。 本の感想(オフィス樋口Booksより転載、http://www.books-officehiguchi.com/?p=16793) 『本居宣長 改版 上 (新潮文庫)』の続きで、本居宣長の思想「もののあはれ」と宣長の学問に対する考え方が書かれている。 著者の小林秀雄氏が漢文の書き下し文をそのまま引用しているので初学者にとっては難しいと感じるだろう。繰り返し読むことで理解できるようになるだろう。
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