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自ら考える力を育てる算数授業 発想の転換と新しい授業の創造 シリーズ・90年代算数科授業の新研究8
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 明治図書出版/ |
発売年月日 | 1992/09/05 |
JAN | 9784185518000 |
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自ら考える力を育てる算数授業
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よく見ると20年も前の本ですが、今の学校教育は、いい意味でこの時代に逆戻りしているように感じます。だから、読んでいて決して古さを感じません。むしろ、最近の軽薄なマニュアル本を読むくらいなら、こういう読み応えのある本を読んだ本がいいと思います。 算数科授業とありますので、小...
よく見ると20年も前の本ですが、今の学校教育は、いい意味でこの時代に逆戻りしているように感じます。だから、読んでいて決して古さを感じません。むしろ、最近の軽薄なマニュアル本を読むくらいなら、こういう読み応えのある本を読んだ本がいいと思います。 算数科授業とありますので、小学校の算数を想定して書かれているはずですが、取り上げられている問題は結構難しいです。例えばp.38には、「牛乳びんを入れる木枠は、長方形で4行6列に24本入る。18本の牛乳びんを、いずれの行、いずれの列においても偶数本になるように入れることができるか。」とありますが、なかなかの難問です。 もちろん、この問題で小学生に授業をしろということではなく、この問題の解決を通して、考えるという過程はどういうことかということを考察しているわけですが。 内容が濃い本ですので、一度目を通したくらいでは読みこなせませんが、印象に残ったのは試行錯誤について書かれている部分です。p.53で、試行錯誤は、問題の場へ探りを入れる際には不可欠な営みである。しかし、子どもたちは試行錯誤を恐れたり、周りの目を気にしたりするなど、試行錯誤を存分にできていないようだと指摘しています。 45分という限られた時間の中でいかに試行錯誤をさせる時間を確保するか、また、試行錯誤させるだけの価値のある問題を提供するか、これは算数教育の大きな課題だと感じました。
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