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民族という名の宗教 人をまとめる原理・排除する原理 岩波新書204
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 岩波書店 |
| 発売年月日 | 2002/10/15 |
| JAN | 9784004302049 |

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民族という名の宗教
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商品レビュー
3.9
18件のお客様レビュー
世界の平和を左右する…
世界の平和を左右する民族主義についての本です。「民族」というものについてこれほど考えさせられたのは初めてかもしれません。対話形式なので読みやすくて良いです。
文庫OFF
歴史というものの人生での活かし方の例を見た。 「社会主義」という単語を石器時代から遡り、ここまで議論をすることができることに圧巻された。 対話で構成されているので読みやすいが、要点をなかなか絞りにくい。私の力不足が否めない。 石器時代、人間はあまりにも非力だった。多くの肉食獣...
歴史というものの人生での活かし方の例を見た。 「社会主義」という単語を石器時代から遡り、ここまで議論をすることができることに圧巻された。 対話で構成されているので読みやすいが、要点をなかなか絞りにくい。私の力不足が否めない。 石器時代、人間はあまりにも非力だった。多くの肉食獣がいるなかで、なぜ人間がピラミッドの頂点のような存在になったかというと「人間が集団を作り、共同で狩りをするようになったから」であると言う。他の種でも共同の狩を行うが、それは群である。そこに違いが生まれる。 さらに人間の集団は他の種とは桁違いに大きな共同体になった。その理由は「人間の敵が人間になったから」と筆者は言う。数は力とよく言うが、つまり、いかにして大きな集団を作るかという競争が始まったという。無力だからこそ、大きな集団は勝ち、それにさらに大きな集団は勝つことができる。 本書のタイトルでもある「民族という名の宗教」 「民俗は現実だけど、民族はフィクションだ。日本国民は現実だけど日本民族はフィクションなんだ。139」 この文章だけではどういうこと?となるが、読んでいくと理解できる。本来、その土地ごとに文化は異なる。隣にいる人とも考え方が同じであるはずがない。少し考えれば理解できる理論なのに、多くの人は「日本人なのだから同じ、昔から同じ」と考えてしまう。ここにフィクションがある。 戦国時代は藩という共同体がいくつも存在した過去があることは中学校で遅くとも学習するはず。では、なぜ日本人だから同一であると考えてしまうのかというと、近代国家のために必要なことだったからだ。人間を労働力として扱うときに、均質化していた方がいい。そのために、あたかも昔から皆同一ですよと、神話を持ち出したりして近代国家を成立させてきたということだ。 間違っている部分や偏りすぎてしまっている部分があるかもしれないがこんなことを感じた。他にも、社会主義について、ユダヤ人についての盛んな議論がある。ぜひ一読して考えるということを著者と一緒にしてみないか。
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文化人類学的な歴史本とも言おうか。 その中で「社会主義」をどう捉えるか、再定義するか。 著者の深い教養を感じました。
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