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スパイの世界 岩波新書221
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 岩波書店/ |
発売年月日 | 1992/04/20 |
JAN | 9784004302216 |
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スパイの世界
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商品レビュー
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1992年刊行。著者はスパイ小説もテリトリーとする作家。スパイ天国とも評される現代日本。そのスパイの実相、戦前から冷戦終結期までのスパイ活動の展開、スパイ適性を有する者の選別方法、各国の情報機関の特徴といった現状から、フィクションまで広範に検討。面白いが、冷戦終結期の作品なので、情報としてはやや古く、スパイの古典的論考という感なきにしもあらず。逆に言えば、スパイの変わらぬ中核要素を暴いているとも。冷戦期のKGB、CIAの跳梁跋扈は外交裏面を描くスリリングなものだし、産業スパイとの連関も興味深いところ。 ゾルゲのような特殊な例はともかく、平凡な市民に埋没できるのがスパイの要諦という点は言い得て妙。
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中薗英助著。 新刊を買う小遣いがなく、最近は学生のころに読んだ本を読み返しています。 玄関横の小さな納戸に作りつけの棚があり、引っ越してきたときに"とりあえず"本をそこにしまいました。 あれから10年、置きっぱなしでスペースをムダに使っていると気づいたので、段...
中薗英助著。 新刊を買う小遣いがなく、最近は学生のころに読んだ本を読み返しています。 玄関横の小さな納戸に作りつけの棚があり、引っ越してきたときに"とりあえず"本をそこにしまいました。 あれから10年、置きっぱなしでスペースをムダに使っていると気づいたので、段ボール箱に詰めて、いまパソコンを打っている部屋に持ってきました。 ほとんど古本屋で処分することにしていますが、あらためて読み返したいものは別に山にしてあります。 今回、その中からこの本を読みました。 最近はフォーサイスやジョン・ル・カレなどのスパイ小説を好んで読んでいたので、現実世界のスパイの様子をあらためて知りたいと思い、手に取りました。 参考文献が巻末に掲載されているので、時間が許す限りそれらにも目を通したいと思っています。 筆者はスパイ小説作家ということもあるのでしょう、英米のスパイ小説家に関する記述は緻密で丁寧に書かれています。 各国政府のスパイ活動は、公文書公開が進むと新たな事実が判明するため、20年以上前に発行した本著の記述の正否の判断はむずかしいです。他の本も併せて読むと認識が深まると思います。
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「葬られた夏」を読んで湯島の岩崎別邸に行き、映画の日(7/1)に「スパイゾルゲ」を観た。 キャノン機関について書かれていたのを思い出して読んでみた。 湾岸戦争から10年経って、大量破壊兵器の存在を理由にイラク戦争を仕掛けたアメリカが、蓋をあけてみたらそんなものは存在せず。よくよく調べてみたらその情報源のCIA情報が間違っていたとは。 おもいこみで人を殴っておいて、人違いだった済みませんとはいかないのでは。
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