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極光のかげに シベリア俘虜記 岩波文庫
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 岩波書店 |
| 発売年月日 | 2004/08/21 |
| JAN | 9784003318317 |
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極光のかげに
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商品レビュー
4.8
12件のお客様レビュー
ソビエトでの民主化という日本兵の茶番劇 ーーー この茶番に、悲劇の観客のように深刻な顔をして参加しなければ、自分自身がもっと大がかりな茶番の道化にさせられるおそれのある世界を、読者よ、想像してもらいたい。
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“シベリア俘虜記”というサブタイトルから、凍てつくシベリアでの過酷な強制労働を想像していましたが、中盤までは収容所隣接の事務所で働いている同僚との心温まる体験記。博学な著者の文章も上手で、まるで上質なエッセイでも読んでいるかのようです。しかし、そんな著者の境遇も、中盤の”密林のは...
“シベリア俘虜記”というサブタイトルから、凍てつくシベリアでの過酷な強制労働を想像していましたが、中盤までは収容所隣接の事務所で働いている同僚との心温まる体験記。博学な著者の文章も上手で、まるで上質なエッセイでも読んでいるかのようです。しかし、そんな著者の境遇も、中盤の”密林のはてに”という章で懲罰大隊送りが決まって話しが暗転。俘虜としての外での労役に従事させられます。 そこで出会ったペーチャとの会話がとても好きです。一部だけ抜き出すと、 「俺の考えでは、世界で何人かの男がとんでもない大間違いをしでかした。……この何人かの阿呆の他には、世界中誰ひとりこんな馬鹿げた結果を望みはしなかったんだよ」 ただ、このあとにペーチャが著者に墓地を見せた意図を、その当時も帰国後も何故なのか理解できていなかったのが不思議。強制的に捕えられたあげく、理由はさまざまでしょうが、銃弾で屠られて帰国も叶わず、そして異国の地に眠ることがどういうことか、そういう事を感じ取って欲しかったと思うんですが、どうなんでしょう? この後は、共産主義を刷り込む民主運動が、どのように収容所内で展開されていたかについて多くのページが割かれています。とかくシベリア抑留は過酷な強制労働に注視しがちですが、帰国して共産主義思想を持ち帰らせる一面もあったことを気づかされて、読んで良かったと思いました。 追記: 作中、著者が「この密林のなかに囚人の多いことは、驚くばかりである。いったい、ソビエト・ロシア全土ではどれだけの囚人がいるのだろうか?」と疑問を呈していますが、以下が参考になるかと。この数字は、著者が驚くのも当然ですね。 小松茂朗著『シベリア強制労働収容所黙示録』(光人社NF文庫)「……少なくみても三千五百万人だ。……日本の場合、法律に抵触したことが証明された場合のみ罰せられるが、彼の国では国の必要とする労働人口に見合うだけの囚人をつくる、といわれている。」 女性に関しても、 小柳ちひろ著『女たちのシベリア抑留』(文春文庫)「当時、ソ連の全収容所には50万3000人の女性がいたという。その中には、ソ連人だけでなく外国人の女性も多くいた。」
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醒めているが温かい目で社会を見るというのは,こういうことなのだろうと考えさせられ教えられる,シベリア抑留記録.制度で割り切って社会を了解しようとするのでもなく,人間的側面だけを見て制度を等閑視するような見方でもなく,その交差点に視点を置こうとすることで精神の平衡を保ったあり方から...
醒めているが温かい目で社会を見るというのは,こういうことなのだろうと考えさせられ教えられる,シベリア抑留記録.制度で割り切って社会を了解しようとするのでもなく,人間的側面だけを見て制度を等閑視するような見方でもなく,その交差点に視点を置こうとすることで精神の平衡を保ったあり方からは,ずるずるべったりではない自立性に気付かされる.
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