- 中古
- 書籍
- 書籍
かたちのオディッセイ エイドス・モルフェー・リズム
定価 ¥4,272
2,090円 定価より2,182円(51%)おトク
獲得ポイント19P
在庫なし
発送時期 1~5日以内に発送
商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 岩波書店 |
発売年月日 | 1991/01/21 |
JAN | 9784000003360 |
- 書籍
- 書籍
かたちのオディッセイ
商品が入荷した店舗:0店
店頭で購入可能な商品の入荷情報となります
ご来店の際には売り切れの場合もございます
オンラインストア上の価格と店頭価格は異なります
お電話やお問い合わせフォームでの在庫確認、お客様宅への発送やお取り置き・お取り寄せは行っておりません
かたちのオディッセイ
¥2,090
在庫なし
商品レビュー
5
2件のお客様レビュー
副題には「エイドス、モルフェー、リズム」とある。エイドスはイデアとしての形、哲学でいう形相である。モルフェーは「動的な」形で、モルフォロギーすなわち「形態学」ということばは、ゲーテが創った。本書では、それをリズムがつないでいる。ここに本書の大きな特徴である。 リズムの重視は、「五...
副題には「エイドス、モルフェー、リズム」とある。エイドスはイデアとしての形、哲学でいう形相である。モルフェーは「動的な」形で、モルフォロギーすなわち「形態学」ということばは、ゲーテが創った。本書では、それをリズムがつないでいる。ここに本書の大きな特徴である。 リズムの重視は、「五大にみな響きあり」という空海の言にもつながる。リズムはもともと耳や運動系から発するものだと評者は考えるが、脳においてはまさに「共通感覚」が成立し、いわば「形がリズム」となる。他方、形が空間に依存し、リズムが時間に依存することを考えれば、これらが哲学本来の主題であることは明瞭であろう。
Posted by
哲学の本というと、なにか専門的なことを学ばねばならないような気がするけれども、実際には哲学への入り口はどこにでも開いているのであって、要は、その入り口に気づくかどうかなのだ。この本は、私たち一般人が興味のあることや知っていることが随所にちりばめられていると同時に、和洋中の思想思索...
哲学の本というと、なにか専門的なことを学ばねばならないような気がするけれども、実際には哲学への入り口はどこにでも開いているのであって、要は、その入り口に気づくかどうかなのだ。この本は、私たち一般人が興味のあることや知っていることが随所にちりばめられていると同時に、和洋中の思想思索とそれらが繋がっていることを教えてくれる。たとえば『ファイナルファンタジー』のことが出てくるなんて知ったら、やっぱり引き込まれるでしょう。 もちろん、難しい部分もあるけれど、そんなところは読み飛ばしてもぜんぜんかまわない。読み終えたとき、何かひとつ視点が高いところに来たような気がするのがうれしい。
Posted by