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美人論
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | リブロポート/ |
発売年月日 | 1991/01/25 |
JAN | 9784845705818 |
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美人論
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商品レビュー
3.3
5件のお客様レビュー
"美人は性格が悪い、不美人は性格が良い" どんな世の中でも絶対にそれはないと断言できる笑 美人はやはり愛されて褒められて育つからか気立てのいい人が圧倒的に多い。 脳科学者の中野信子氏によると、日本人は遺伝的にもとかく嫉妬深い民族らしい。書物の中だけでも美人...
"美人は性格が悪い、不美人は性格が良い" どんな世の中でも絶対にそれはないと断言できる笑 美人はやはり愛されて褒められて育つからか気立てのいい人が圧倒的に多い。 脳科学者の中野信子氏によると、日本人は遺伝的にもとかく嫉妬深い民族らしい。書物の中だけでも美人は傲慢で頭が悪く性格も悪いとこき下ろすことにより世の不美人の不公平感を少しでも薄めようとしたにせよ、明治時代の美人バッシングは読んでいて空恐ろしくなるほど。 ・女性はみんな生まれながらにして美人 ・美人は作られる 世の中の美人に対する「建前」が時代によりこれだけ変わってきたのに、例えば「性格美人」に相当する男性への表現がないのは何故か。 結局は女性は見た目である程度判断されるのはどんなに時代が変わっても変わらないのではないか。
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美人論新装版、リブロレポート、1996を読む。 多数のテキストを使ってタブー?の美醜論に切り込むのはすごい。 明治期の「美人排斥論」(p26)。美人は結婚してしまうので、学校は学業には不美人に期待するらしい(p27)。現在のトレンドは「美人の拡散化」であり、美しさの定義をあいまい...
美人論新装版、リブロレポート、1996を読む。 多数のテキストを使ってタブー?の美醜論に切り込むのはすごい。 明治期の「美人排斥論」(p26)。美人は結婚してしまうので、学校は学業には不美人に期待するらしい(p27)。現在のトレンドは「美人の拡散化」であり、美しさの定義をあいまいにし、すべての女を美しいといいくるめている(p105-106)。学歴と美貌は反比例するという概念(p208)。不美人たちは、女が社会に進出していくときのパイオニアであった。だが、そのパイオニアたちは、美人たちによって、その地位をおびやかされる。あとから社会に登場しはじめた美人たちに、とってかわられる(p219)。「きれい・かわいいと言われても、もう女はほめられたことにはならない」(p258)という指摘もあったが、いまや本書でも指摘しているとおり、男女どちらも美醜が重要な要素になっている。
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※このレビューにはネタバレを含みます
浅田次郎さんのエッセイ『「目だけ美人」の氾濫』(『ま、いっか。』集英社文庫、2012)を読み、そもそも美人の定義とは何なのだろうと疑問に思った ブクログでこの本を知り、図書館で借りた 【目次】 1 受難の美人 2 美貌と悪徳 3 自由恋愛の誕生 4 容貌における民主主義 5 資本と美貌 6 管理される審美観 7 拡散する美貌観 8 努力する美人たち 9 禁忌と沈黙 10 美「人」論の近未来 あとがき 美人排斥論の明治から、平等論的美人観の現代まで、実に様様な資料の引用(古い)から、美人について考察している 平安と平成の美人の定義が異なることくらいは知っていたけれど、明治以降のそれの変遷は知らなかった 四民平等・大正デモクラシーなどとの関連性には、驚くとともに納得してしまった 筆者が本書を執筆した理由もおもしろくて、どんなことでも学問なのだなあと思う この本を読んでも、数年前の某メーカーのCMの「かわいいはつくれる!」というキャッチフレーズは秀逸だし元気をくれると思ってしまうのは、私が現代に生きる女性だからだろうか
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