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子供の民俗学 子供はどこから来たのか ノマド叢書
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 新曜社/ |
| 発売年月日 | 1991/04/15 |
| JAN | 9784788503908 |
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子供の民俗学
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子供の民俗学
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間引きをしていた時代の観念から現在の子育てまでを振り返り、柳田國男の民俗学観にも触れながら、現在の課題を解決するために民俗学を学ぶこと、その取り組むところまでを示唆した著書。 最後の方で、学校でも家でもない子供だけの世界の重要性について語られた時(「公と私をつなぐ中間の領域がない...
間引きをしていた時代の観念から現在の子育てまでを振り返り、柳田國男の民俗学観にも触れながら、現在の課題を解決するために民俗学を学ぶこと、その取り組むところまでを示唆した著書。 最後の方で、学校でも家でもない子供だけの世界の重要性について語られた時(「公と私をつなぐ中間の領域がない」)、「青少年のサードプレイスの必要性」についての話を現在進行形で聞いたことと結びつき、ゾッと衝撃が走った。 ガキ大将がいたようなその時代では、確かに危険がたくさんあり(その分死亡率も高かっただろう)、しかし個性多様性が今より尊重されていたのではないか。ある勉強ができなくてもそれで劣等感を持つことはなかっただろうし。一方、コミュ力は今よりずっと必要だったろうな。 特に前半部分で「7つまでは神のうち」にちなんだ話、間引きや子供を守る呪い、また神に近いために神事で子供しかできない役割があったことなどが解説される。 神に近いは=偉いのではなく、子ども、女性、老人は男性中心の社会の中では「周縁部」であり、自分達とは違うものと見られていた。またそれゆえ怖がられたり蔑まれたりすることと面裏だった。 この本を読み進めながら「とおりゃんせ」の歌詞を思い出し、その意味を理解したようにも思う。「この子の7つのお祝いにお札を納めに参ります。行きは良いよい帰りはこわい。」お札は実際に納めに行く地域もあったらしい。 またなぜせっかく産んだのに子を殺すのか、良心がとがめないのかとずっと不思議だったが、当時の人たちの霊魂観は、「還す」だけでまた別の機会に生まれてくるもの、という魂の観念を持っていた。 おとぎ話、昔話について 比喩的な死を経験し、生まれ変わってこの世に戻り結婚や財産を獲得する形式になっていると。 桃太郎や一寸法師が挙げられていた。 また、かくれんぼも、擬似的な死であると。隠れている時の恐怖、鬼になり、誰もいなくなることの不安、また鬼を脱してこの世に戻ってくる経験。 これらの形式を著者は「行きて帰りし」と表現している。参考文献に出ていた瀬田さんは指輪物語の訳者だったと思うら、そこで「行きて帰りし物語」と、ビルボの書いた本の題名を訳していたけどここで目にかかるとは。 火は異界に通じる聖なるもの、という認識。 火を使う動物は人間だけであることなど、当時の人も特別に思っていたのだろうか。 カマドやイロリはそういう意味で特別な場所で、カマドに神様を祀ったり、そこが異世界に通じた場所として昔話に出てきたりする。昔話をする場所はイロリと決まっていることなどはそういうバックグラウンドがある。 ほねこぶりの話。 これは葬式のことを表すが、骨継ぎは他の世界と結びつくものもあり、ハレの食物と結びついてもいる。 骨とは、死の象徴でもあり、新しい蘇り(再生)への起点でもあると。 遊びとは、穢れを払う行為のことだった。 この本刊行時の遊び人はイコールヤクザ者、ヤクザ者の語源と思われるヤクサムはカブキモノという意味だったらしい。 綱引き、相撲、競馬、船競走玉取りなどの競技は迎えた神をもてなすための行事だった。 運動会の起こりがこんなに神聖なものだったとは。 学校行事が元だと思っていたけど、地域の行事ということか。また、競馬や競艇のおこりがこういうこととは。競馬に天皇杯なんてと思っていたけどこれも理由なのか?と思った。 あと、町内会で青少年関係の人がどんど焼きを手伝うのも、子供組の行事だったからなのか?
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