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水の墓碑銘 河出文庫
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水の墓碑銘 河出文庫

パトリシアハイスミス【著】, 柿沼瑛子【訳】

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水の墓碑銘 河出文庫

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 河出書房新社/
発売年月日 1991/10/05
JAN 9784309460895

水の墓碑銘

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商品レビュー

3

3件のお客様レビュー

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2021/06/22

バランスの悪い、屈折した人が色々出てきて、小説としては楽しめるのですが、文庫は字がとても小さくてそこが読みづらかったです。

Posted by ブクログ

2016/05/24
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

夫婦関係を軸としたサスペンス小説。 主人公の飼っているカタツムリと、主人公の不気味さが強くシンクロしている。ラストはある種の破滅を暗喩しているが、実際のところ、主人公の『勝ち』ではないか……という薄ら寒さが残るところも秀逸。

Posted by ブクログ

2010/05/09

 資産家の息子ヴィグは、浮気性の妻の恋人を溺死させてしまう…。  ヴィグは、一応常識人で人望も厚い。反対に、妻は自己中心的で奔放。ゆえに、地域の中でヴィグが受け入れられているのに対して、妻はちょっと浮いてる。  この浮いてる加減が微妙。  そして、社交界的な地域のコミュニティー...

 資産家の息子ヴィグは、浮気性の妻の恋人を溺死させてしまう…。  ヴィグは、一応常識人で人望も厚い。反対に、妻は自己中心的で奔放。ゆえに、地域の中でヴィグが受け入れられているのに対して、妻はちょっと浮いてる。  この浮いてる加減が微妙。  そして、社交界的な地域のコミュニティーが二人をさらに追い込んでいく。  物語はヴィグの主観で進んでいく。ここがポイント。  中で、妻に「精神病だ」みたいになじられるんだが、考えてみたら確かにそうなのだ。人のいいふりをしているけど、実際はどっか捩れてる、歪んでいる。それなのに、彼が主観だから、その部分が曖昧になっている。  上手いよ、ハイスミス。    結局は、大人になりきれない、自我のない、夫婦の悲劇なんだけど、とても映像的で、それこそヒッチコックの映画のようで面白かった。  それにしても、人間の執着心(夫は妻に、妻は夫の資産に、執着していたわけだ)って悲劇の源ですな。

Posted by ブクログ

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