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スーパーエンジニアへの道 技術リーダーシップの人間学
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 共立出版 |
発売年月日 | 1991/10/01 |
JAN | 9784320025639 |
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スーパーエンジニアへの道
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商品レビュー
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※このレビューにはネタバレを含みます
p9 「アメとムチ」モデルは、道徳律を加味した直線的モデルの一例である。それは、ひとつただひとつの正しい解答があり、それが分からないものはばかか悪人である、という道徳律である。このモデルを使っていると、すぐには理解できない現象にぶつかったとき、人は自分はばかだとか、恥かしいとか感じることになる。 p12 「アメとムチ」モデルでは、リーダーシップとは他人をリードすることである。一方有機的リーダーシップは、プロセスをリードする。他人をリードできるためには、その他人が自分自身の生き方を支配するのをあきらめてくれなければならない。一方プロセスをリードするとは、人に反応して行動し、彼らに選択をゆだね、彼らに自分自身を支配させることである。 p19 リーダーシップのMOIモデル 変化が起こるためには、環境に次の3つの成分が含まれていなければならない。 M 動機付け O 組織化 アイディアを実際に実現することを可能にする、既存の構造 I アイディアないし技術革新 タネ、すなわち実現されるもののイメージ p28 上手いアイディアを新しく出すことより、問題を解くのに適したアイディアが登場したとき、人がそれに気づくような環境を作り出すことの方が重要である。 p29 自分のアイディアをすべて引っ込めたり、どれひとつも引っ込めまいとがんばったりすることは比較的やさしい。むずかしいのは、そのバランスをとることである。つまり、自分が単に我を張っているだけである場合には引っ込め、グループ以外の自分のメンバー以外のメンバーが致命的な誤まりに向かってるんのめっているときには頑張る必要があるのだ。 p50 ぜんまいや点火プラグの場合にそうであったように、「もっとも弱い」つなぎ目を「もっとも重要な」つなぎ目と見誤り、任命によるリーダーの神話を信じてしまうのも、たやすいことである。 p85 なぜ問題解決型のリーダーは、常にもう一つの解答があると信じているのだろうか。私は、恐らくその問いは裏返しになっているのだと思う。アカデミックな心理学の中心的ドグマを信じている人は、決して別の解答を探そうとはしない。 p100 たくさんの経歴を勉強してみて、私は次のような、第四の大教訓を得た。「ビジョンを持たない人は、他の人々にたいした影響を及ぼさない。」 p223 「立ったら第一日目の、新しいことをたくさんやらなくちゃならないときに、私は自分の長所を強調することによって、よい印象を与えようとしていたわけね。ところが学生達は私の弱点を探していた。疲れたのも当然だわ。」 p249 人に割り当てた仕事を自分でやり直してはいけない。そんなことをすると、同じ仕事に何回も時間を使うことになる。 p250 自分の技術的有意性を照明するために、つまらない技術論争に陥ってはいけない。 p250 自分なりの優先順位を決めよう。自分の行動を組織化するために危機を待つのはやめよう。 p252 「あなたの言う通りなんだと思いますよ、クレイトンさん。」と私は答えた。「そしてスイス人同様、よい問題解決型のリーダーは、彼らが投入したよりはもう著っ他だけ多くのものが手に入るような状況を作ることが出来るようなんです。誰もいっぱい食わされないんですよ。」 p254 そして、もっとも大切な一項目はこうだ。 他の人々が学んだことに耳を傾けよう。
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# 時代を経ても変わらない、本質的なリーダーシップ論 ## 面白かったところ - よりによって、筆者がリーダーの役割に対してかなりネガティブだったことで親近感が湧いて読みやすかった - 人間の成長に関する、現代にも通じる成長理論を30年以上も前に提唱していた事実に脱帽した ...
# 時代を経ても変わらない、本質的なリーダーシップ論 ## 面白かったところ - よりによって、筆者がリーダーの役割に対してかなりネガティブだったことで親近感が湧いて読みやすかった - 人間の成長に関する、現代にも通じる成長理論を30年以上も前に提唱していた事実に脱帽した ## 微妙だったところ - 個人的にはかなり読みづらかった。とても素晴らしい内容ではある ## 感想 久々に本にぶん殴られる感覚を得た。だってこれ30年以上前に上梓された本だぜ? 「人間は自分自身が盲目なので、日記を書いて `自分からは見えない自分` を観察しよう」だとか、 「問題を解決するために、問題設定をちゃんと見直ましょう」だとか、 「仕事を片付けるために組織を作りましょう」だとか。 令和の時代においても通じる本質を突いているワインバーグ師匠はすごい。 また、技術リーダーシップが必要になったときには、またじっくり読み直したい一冊。
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ワインバーグ氏による、技術リーダーシップとして知っておくべき知識や考え方が幅広く記載されています。本書(翻訳本)の初版は1991年ですが、今でも決して枯れることのない内容だと思います。 マインドセットから組織での動き方、変わり方に至るまで、リーダーに必要な要素は広く扱っており、こ...
ワインバーグ氏による、技術リーダーシップとして知っておくべき知識や考え方が幅広く記載されています。本書(翻訳本)の初版は1991年ですが、今でも決して枯れることのない内容だと思います。 マインドセットから組織での動き方、変わり方に至るまで、リーダーに必要な要素は広く扱っており、この一冊を読むだけでも自分の悩みについての突破口が得られると思います。
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