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コミュニケーション不全症候群
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 筑摩書房/ |
| 発売年月日 | 1991/08/10 |
| JAN | 9784480855961 |
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コミュニケーション不全症候群
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商品レビュー
3.3
7件のお客様レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
第7章「僕の夢は少年を……」および第8章「美少年なんか怖くない」の内容を主とした書籍であったならば、あるいは星5の評価をささげるのにやぶさかではなかったかもしれない。 しかし、そうではなかった。そこに辿り着くまで、歯を食いしばりながら読むことになった。 なんで読むことにしたのだったか。頁を繰るごとに自問自答を繰り返す。JUNEの記述に行き当たって、ああこれだったと思い出すまで。 先に読んだ書籍に、JUNEに関する記述について案内があり、それが本書を指していた……はず。 JUNEに関することごとは、当時読んでいた栗本薫小説のあとがきレベルの知識しかない。小学生の頃から『花とゆめ』に親しんできたということは、『パタリロ』を読んできたということである。JUNEという言葉が示すものは、あとがきレベルの情報量からでも察することができたが、知りたいとは思わなかった。むしろグイン・サーガのあとがきに書くんじゃねえと思っていた。 さておき、本書を読むことにした動機は紆余曲折を経て思い出された。評伝を読んだので、ついでに知っとくかくらいの理由だったはずだ。 社会、現実、時代。著者が定義したいくつかの「症状」をあげて、その原因として頻繁に「社会」という言葉を持ち出す。社会とはなんであろう。政治や経済、地に足のついた生活というものは含まれないのだろうか。政治については自民党が悪い、くらいの中身のない紋切り型のごまかし。生活については、子供の進学によって何十年ぶりかに乗ることになったバスだか列車だかへの愚痴程度のものしか語っていない。経済については皆無。 オタクというものには前身があり、近くはファンやマニア、遠くは好事家と呼ばれた。それは一部の恵まれた者に冠された称号である。バブルによって仮初にも好景気になり、一般家庭のファンが推しに費やせる金額が増えた。オタクを語るには消費行動は抜きにできないはずである。 知識はあれど見識に乏しい。問題の切り取り方にそんな印象を覚えてみれば、著者が定義する社会が見えたような気がした。マスメディアだ。マスメディアの窓を通して眺めた景色を社会だと言っている。 栗本薫の特性は、エコーチャンバーによる自家中毒、頻繁な脱線、ダブスタ・ブゥメランッである。 JUNEの神を自認するならばその辺だけ語ってれば間違いないのに、テレビで知ったようなことを思い込みと妄想でこねくりまわすからおかしなことになる。結論を持たずに書き殴るから、観点があっちへ飛びこっちへ飛びする。論点もどんどん移り変わる。まとめなく次へゆき、その次では前に述べていたことと真逆のことを言い放ったりする。 名が売れると駄文でも本になる。バブルの残滓に咲いた徒花。 脳から出力された栗本薫作品はかつて好んだものだったが、いつしかセキズイ廃液となり、嫌うようになった。内蔵式のエコーチャンバーがものすごく高性能で、興が乗ると陰湿なイジメ根性を発揮してネチネチと進展のない展開を執拗に続ける。愚痴を聞かされてるような文章だった。愚痴を聞くのにはパワーが要るというのがかねてからの持論で、近頃では世間でも認識されるようになった。金を払って、さらにパワーを消費して、愚痴を聞くのは馬鹿げてる。 著者の悪いところがいっぱい詰まった一冊である。 ただし、7章および8章は一読に値するかもしれない。
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現代人の「現代病」の話しですね。 この本が書かれたのは 1991 年と、結構昔なのですが、でも内容は今でも全然通用します。もちろん時代が変わっているので、この本で大きく取り上げられている「オタク」の意味は今では少し違うかもしれませんし、テレビの地位が低下し、SNS が大きく発展し...
現代人の「現代病」の話しですね。 この本が書かれたのは 1991 年と、結構昔なのですが、でも内容は今でも全然通用します。もちろん時代が変わっているので、この本で大きく取り上げられている「オタク」の意味は今では少し違うかもしれませんし、テレビの地位が低下し、SNS が大きく発展しているので、色々現代に当てはまらない点はありますが、でもこの本の根幹の部分は今でも全然変わってないです。ということは人類は進歩がないのか。笑 後書きで作者、結構苦労して書いたことが記されていますが、確かに結末まで展開があっち行ったりこっち行ったりして、道筋がストレートでは無いかもしれません。でもそれも作者の味かも。
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