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妻を殺したかった男 河出文庫
定価 ¥727
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 河出書房新社/ |
発売年月日 | 1991/06/04 |
JAN | 9784309460826 |
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妻を殺したかった男
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商品レビュー
3.8
6件のお客様レビュー
どこで間違ったんだ?と、考えてしまう。 誰にでも起こり得るんじゃないかと思えてしまう程に、いつの間にかのっぴきならない状況に陥ってしまう主人公。 かなり惹き込まれましたが、こーゆう話は好きじゃない。
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パトリシア・ハイスミスの長編第2作。 非常に嫌〜〜〜な気持ちになる(※褒め言葉)サスペンスで、読後感は決して良いとは言えない。だが、妙に惹かれる作品ではある。何と言うか、人間、誰だって一線を越えてしまう瞬間はあると思うのだけれど、それが非常にリアリティを持っている……というのが、惹かれる理由なのかな、と思った。
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妻に自殺された男がよく似た状況で妻を殺した男に会っていたため、双方が殺人の容疑者とされてしまう。片方は本当に妻を殺した男、もう一人はその事件を新聞記事で読み妻を殺すことを妄想しただけの男。警察がこの二つの事件に関連を見出し、双方の夫が出会っていたことから容疑者とされる。 無実の罪で追いつめられる男と、忘れられようとしていた罪を掘り起こされた男。容疑者として疑われた妻を殺した男は妻を殺したかった男を恨み、ふたたび殺人を冒す。 前作、見知らぬ乗客と同じように二人の人物の対比が描かれる。片方はどこにでもいるような人物で、ふとしたきっかけで事件に足を踏み入れる。もう一方は異常者といえるような人物で、この人物の存在がサスペンスを盛り上げる。結末は皮肉なもので、フランシス・アイルズの殺意(http://booklog.jp/item/1/4488124011)や、ボアロー/ナルスジャックの悪魔のような女(http://booklog.jp/item/1/4150717036)を想起させる。
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