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日本競馬論序説 新潮文庫
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 新潮社/ |
発売年月日 | 1991/04/25 |
JAN | 9784101111230 |
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日本競馬論序説
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商品レビュー
3.8
6件のお客様レビュー
競馬のことをほとんど知らず、さらに出版されたのが80年代というのもあって、難しいところも多かったです。 パドックで馬の動きを観察し続けることによって、自分なりの馬を見る目を養うことができるという話には説得力がありました。 もっとも興味深かったのは、日本競馬の始祖であるイギリスの競...
競馬のことをほとんど知らず、さらに出版されたのが80年代というのもあって、難しいところも多かったです。 パドックで馬の動きを観察し続けることによって、自分なりの馬を見る目を養うことができるという話には説得力がありました。 もっとも興味深かったのは、日本競馬の始祖であるイギリスの競馬の成り立ち(貴族の文化として始まっている)です。 競馬の奥深さのようなものは伝わってきた気がします。
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薔薇★魑魅魍魎さんが“序説”について語っておられますが、ジョセツと言えば、昔々にいた葦毛の牝馬を思い出します。 この本は昭和61年に単行本で出た時に読んで、それから文庫になった時(平成3年)も買い、以来、数度の引越しの時にも処分されることなく、今でも2冊とも本棚に収まっている。 ...
薔薇★魑魅魍魎さんが“序説”について語っておられますが、ジョセツと言えば、昔々にいた葦毛の牝馬を思い出します。 この本は昭和61年に単行本で出た時に読んで、それから文庫になった時(平成3年)も買い、以来、数度の引越しの時にも処分されることなく、今でも2冊とも本棚に収まっている。 この本では馬券の基本は単複と説かれ、私は今でこそ単複党であるけれど、若い頃、この本を読んで試しにやってみた時はとても出来なかった。 パドックで見て良いと思った馬を買うわけだけど、それがハナ差で負けた日にゃ『こんなこともある』とはとても思えず、また配当的にも大きいのを獲りたいという欲望は隠せず、やはり連複を買うほうに戻ってしまったものである。 ただ、長く続けていく中で、競馬は1着を当てるゲームであるということからも、単複馬券を見直した。今は馬単や3連単もあるので1着の当て方も昔とは様相が違うとは言え、私のようにこれを買うならあれもという優柔不断な人間は馬単や3連単では点数を絞るのも難しく、1点に絞らざるを得ない単複は、あまりお小遣いも使えなくなった今にはぴったりの馬券となり、何より、この本の中でも喝破されるように、レースが良く見え、自分が選んだ馬が1着でゴールする時に大声を出せる歓びは何事にも代え難い。 今では馬を見ても分からないのが分かったので、パドックを見ないところはこの本と相容れないのだけど、とは言え、『われわれは、幸いにして、シンボリルドルフという、恐らくは空前絶後と思われる名馬を共有している』という件りには激しく首肯。関西初見参の菊花賞のパドックで見た、子どもの中に大人がひとりいるような馬っぷり且つ流麗優美な馬体を思い出すと、30年近く経った今でも“絶後”という表現が過言でなかったことを実感する。 最初の山口氏のパートを除けば、山口・赤木両氏それぞれの馬券術の話なので頷けるところもあれば私にはそうとも思わないところも多くあり、また赤木氏の競馬=ギャンブルorスポーツみたいな話は何が言いたいか良く分からず興味が続かないところもあるのは初めて読んだ時と変わらぬ印象。 かなり時代が古いので馬券戦術なり競馬事情など今に応用できないところもままあるが、それでも、競馬の愉しみを説くこの本の価値を減ずることは全くない。寧ろ、海外の芝やコース形状の違いなどに言及されていることに、今更ながら驚く。今でこそ常識となっていることだけど、その頃はあまりピンと来ずに読んだんだろうなと思えば、たまにこうして読み返してみるのも悪くない。 しかし、先程終わった桜花賞にはガッカリ。勝った馬を貶すつもりはないし、岩田騎手にしてやられたというところだけど、半マイル50秒というペースを許した他の騎手は酷過ぎ。『これも競馬』など言われると、競馬を見る人は減っちゃうよね。
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競馬のけの字も知らないのに、それから山口瞳の小説など読んだこともない私が、何故かこの本、ひどく気になって仕方がなく机の片隅にもう何年も置いて、ときおり数頁づつ読んでいます。 おそらくそれは、序説、という二文字が気になっているということで、これはつまり本題・本論にいたる前段階の前...
競馬のけの字も知らないのに、それから山口瞳の小説など読んだこともない私が、何故かこの本、ひどく気になって仕方がなく机の片隅にもう何年も置いて、ときおり数頁づつ読んでいます。 おそらくそれは、序説、という二文字が気になっているということで、これはつまり本題・本論にいたる前段階の前置きとしての本編の糸口になる論述ということで、どちらかというと確固たる確信に満ちた自信作というのではなく、恐る恐る提出した隙間だらけの未完成品という感じがどうしても否めませんが、ただ今まで私が読んできたこの二文字を冠した書物は、どれも魅力あふれたものばかりでした。 それは、政治思想家の橋川文三の『日本浪漫派批判序説』だったり、ルネ・デカルトの『方法序説』や蓮実重彦の『物語批判序説』とか、イブン・ハルドゥーンの『歴史序説』や加藤周一の『日本文学史序説』、わが崇拝する澁澤龍彦の『少女コレクション序説』や上野英信の『天皇陛下萬歳 爆弾三勇士序説』とか、吉本隆明の『心的現象論序説』や鎌田東二の「肛門論序説 無底のトポロジーのために 稲垣足穂」(ユリイカ1987年1月号)、それに岸田秀の『性的唯幻論序説』や笠井潔の『テロルの現象学 観念批判論序説』、それから野本三吉の『爆破 人間原型論序説』、あっ、カール・マルクスの『ユダヤ人問題によせて・ヘーゲル法哲学批判序説』を忘れていました。 そんなこんなで・・・・・ 僕の競馬健康法 対談 パドック党宣言パート1 競馬をトータルに楽しむ法 対談 パドック党宣言パート2 僕の馬券戦術 ・・・という競馬に関するあれこれを、たとえば連勝複式は本当に当たりやすい馬券なのか云々、競馬をまったく見たこともやったことも、ましてやまったく興味がないのにフラッとときおり読んでいる私です。
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