アラスカたんけん記 たくさんのふしぎ傑作集

星野道夫

• 販売会社／発売会社: 福音館書店
• 発売年月日: 1990/02/15
• JAN: 9784834010114

商品レビュー

2024/08/31

子供の時にこの本に出会いたかった。そして、自分の子供がまだ小さいときに出会わせてあげたかった。とても悔しい。

星野さんの壮大な写真を見ていると涙が出てくる。この種の涙を流したことは今までになかったかもしれない。

星野さんが最近の世界や日本を見たらなんて言うだろう？どんな写真と文で私達に大切なことを教えてくれるだろう？

ワスレナグサがアラスカ州を代表する花だと初めて知りました。前よりもっとこの花を好きになりました。

◯地面の雪が溶け始めると同時に、あちらこちらで小さな花が顔をのぞかせてきました。どこにこんな生命がかくれていたのだろうと不思議でした。

◯たくさんのことを知りました。それはこんな地の果てと思っていたところにも、人の生活があるということです。そして、自然の中で生活するエスキモーの人たちにとって、動物は見て楽しむものではなく、生きていくために殺さなければならないということでした。

星野道夫さんの本を読み、好きになった、もう中年期をとうに迎えている自分ですが、何かこれからの世界が少し変わりそうです。

これから誰か小さな子どもにプレゼントを送る時は、星野道夫さんの本を選ぶと固く心に決めました。

2024/03/16

「きびしい自然と動物たちの姿を、写真で紹介

オーロラの出る長い寒い冬。１日中太陽が沈まない短い夏。19才のころ、そんな見知らぬ北の国、アラスカに憧れ、エスキモー村に「訪ねたい」と手紙を出した作者、写真家の星野道夫さん。そして村から返事が届き、エスキモーの住む北極の世界へ足を踏み入れました。アラスカのきびしい自然とその中で生きる動物たちの姿を伝え、アラスカの魅力が詰まった本。この地に移り住んだ作者の思いが込められています。」

2023/12/12

旅をする木が私の人生の一冊になった。
これから星野道夫という人間がいかに力強く、優しく、挑戦的で自然を愛する人だったのかを知りたいと思い2024年は星野道夫全制覇を目指してまずはこの一冊。さくさくと読みやすく言葉が綺麗で写真が生きている。
自分たちが住んでいる遥か遠くの国でこんなにも自然と共存している人たちがいるんだと思うとワクワクが止まらない。