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ナマコの眼
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 筑摩書房 |
| 発売年月日 | 1990/01/30 |
| JAN | 9784480855220 |
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ナマコの眼
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商品レビュー
5
4件のお客様レビュー
僕は山の民なのでナマコには全く馴染みがなく、今も滅多に食べないけども、小学校のころから日本の主要な輸出品、俵物三種の一つがナマコであるということがずっとひっかかっていた。お友達が面白いと言ってたし、昔から気になっていたので読んでみました。中国人が好むことから、日本だけでなく、イン...
僕は山の民なのでナマコには全く馴染みがなく、今も滅多に食べないけども、小学校のころから日本の主要な輸出品、俵物三種の一つがナマコであるということがずっとひっかかっていた。お友達が面白いと言ってたし、昔から気になっていたので読んでみました。中国人が好むことから、日本だけでなく、インドネシアからオーストラリアの辺りまでナマコ猟と加工が行われていたのだという。加工する必要があるところがポイント。ナマコを切り口に、国では無くて海側から見た歴史の流れが描写されている。大変興味深く読みました。ちょっとナマコ、今度食べてみよう…一つ大きな不満はこのテの本の場合、表紙裏とかに地図をきちんとつけておいてほしい。 馴染みのない地名の連発なので場所の確認が面倒くさかった…
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
ただ事実をかいてあるだけら、歴史に興味のない人にとっては一見面白くない本だ。 なぜなら、あまり普段気にも留めないナマコについて約五百ページもかかれているからである。その対象地域は東南アジアだけにとどまらず、オーストラリアそして、祭冒頭には日本(北海道)も登場する。 しかし、ナマコを通して、それらの地域の歴史について知ることができる。そして、ナマコを通じてどんな背景があったのか等を知ることが出来る。 もちろんマナコについて興味のある人にとって非常に参考になる読み物である。そうでない人にとっても、東南アジアはじめ、オーストラリアなどの地域について貿易やナマコの加工工程を通じて、その国事情について知ることがてきる本であるのでとても良い本であると考える。 私が好きな部分は所々著者のフィールドワークスタイルが知ることができるとこである。そして、著者が言ったナマコに対しての考えである。たとえば、「生きたナマコに国籍はない。だが、商品となったホシナマコは国際関係をひきずっている。」である。(本文より参照) 私は淡々と歴史についての文章を読むだけの本は普通つまらないと感じてしまのだが、 記録された事実が淡々と記述されていると思いきや、突然この様なつぶやきが見られるので面白いのである。 繰り返しになるが、約500ページと長めの本であるが、読む価値はあると感じる。著者は『バナナと日本人』で有名な鶴見良行さんで東南アジア学者でもある。東南アジアについて研究している人は彼の本を必読すべきだと感じた。この本はもうすでに出版が停止しているので、図書館や古本屋で見つけて読むことが出来る。
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鶴見良行さんのお宅にお邪魔したのは、彼の死後2年くらいたった1996年頃だったと思う。大学院で「フィールドワークの技法」を研究するため、資料収集のやり方を鶴見さんのアウトプットから学ぼうというのが目的だった。 鶴見さんはまず、あるいて聞いたことを日記にメモする。そこには絵も...
鶴見良行さんのお宅にお邪魔したのは、彼の死後2年くらいたった1996年頃だったと思う。大学院で「フィールドワークの技法」を研究するため、資料収集のやり方を鶴見さんのアウトプットから学ぼうというのが目的だった。 鶴見さんはまず、あるいて聞いたことを日記にメモする。そこには絵もあるし、地図もあるし、スケジュールもあるし、移動ルートも記載されている。(これは鶴見良行『辺境学ノート』めこん参照) もちろん写真も撮るのだが、鶴見さんの腕はプロ級。朝日ジャーナルや朝日新聞に掲載されたこともあるくらいだ。あるくことでぼんやりと仮説を作る。この仮説を立証するために読書を事欠かない。これが独特の方法で小さいカードにテーマや特徴、文献、引用文、ページ数を記載する。これが何万枚とある。 鶴見さんの自宅で圧巻だったのは、昔図書館にあった図書カードが入っている木の引出しで、そこに何万枚というカードがあったこと。鶴見さんがこつこつと築き上げてきたデータベースなのだ。論文で書きたいテーマがあるとすれば、各章のテーマやキーワードをピックアップし、カードをグルーピングし、並び替える。さらに日記と写真が加わる。このデータの並び替えで、既に論文のほぼ8割ができあがる「仕組み」だ。つまり、鶴見さんは読書カードで「知のデータベース」を構築して、フィールドワークによる仮説検証ができるシステムを1人でこつこつ作っていたのだった。だからこそ、鶴見さんは晩年にものすごい勢いで書物を世に送り出すことができた。 その集大成が本書「ナマコの眼(まなこ)」だ。 とりあえず、ご賞味あれ。その膨大な情報量と編集力は圧巻の一言!
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