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熱帯の旅人 バリ島音楽紀行
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熱帯の旅人 バリ島音楽紀行

コリンマックフィー(著者), 大竹昭子(訳者)

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熱帯の旅人 バリ島音楽紀行

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 河出書房新社
発売年月日 1990/08/03
JAN 9784309201481

熱帯の旅人

¥990

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2012/03/24

熱帯の旅人 コリンマックフィー 河出書房 著者はまさに植民地における王様にも勝る神のような立場を得た上での 一見民主的な対等性を享受している 圧倒的に持てるものが蓄えたほんの一部を施すことで 皆が楽しく暮らせる実権をして体感しているように見える しかしそれは金の切れ目が縁の切れ...

熱帯の旅人 コリンマックフィー 河出書房 著者はまさに植民地における王様にも勝る神のような立場を得た上での 一見民主的な対等性を享受している 圧倒的に持てるものが蓄えたほんの一部を施すことで 皆が楽しく暮らせる実権をして体感しているように見える しかしそれは金の切れ目が縁の切れ目になるような 無理の上でのパラダイスみたいに危うい 著者は予算を使い果たした後帰るだけだろうけれども そこしかない原住民はそこで学んだ一部の者と 浪費して拠り所をなくして夢見心地にさまよう大半の者とにわかれるだろう それにしてもこの本と保存されていればの話だが膨大な資料は 東洋の文化が西洋から興った文明に飲み込まれてしまった今となっては 貴重なドキュメントである 文明から見れば見掛けの利益に関わらない無駄とも思える文化が 残っていた頃の姿を垣間見ることができる いずれ矛盾に行き詰まって転覆する文明を支えて息を吹き返す新たな文化を 迎えるにあたって教師としてあるいは反面教師として必用になるかも知れない 第二次世界大戦前のバリ島はすでに男社会になっており 母系社会に流れる自在性と対等性と自律性による豊かさはなく 心よりもお金やモノに執着し文化が形式化して固まりつつあったようだ それでも西洋の文明的な価値観から見れば アフリカの文化を巧みの利用したピカソや浮世絵からヒントを得たゴッホと同じように 盗める美の姿があったのだろう それにしてもアメリカには先住民であるインディアンの文化と思想が 母系制集いの中で活きてていたにもかかわらず わざわざ遠くのバリに憧れたのは珍しさだったのだろうか それとも別の何かがアメリカの作曲家であった彼の心を震わせたのだろうか

Posted by ブクログ

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