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世紀末日本推理小説事情 ちくまライブラリー35
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 筑摩書房 |
| 発売年月日 | 1990/01/30 |
| JAN | 9784480051356 |
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世紀末日本推理小説事情
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世紀末日本推理小説事情
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1990年発行、筑摩書房のちくまライブラリー。評論対象は12人。一部私が読んでいる人物については比較的的確な論評だったかな。評論の割には軽めの文体だったと思う。ちなみに連載に加筆したものである。 章立て:はしがき、序章、第一章(赤川次郎、連城三紀彦)、第二章(笠井潔、北方謙三)...
1990年発行、筑摩書房のちくまライブラリー。評論対象は12人。一部私が読んでいる人物については比較的的確な論評だったかな。評論の割には軽めの文体だったと思う。ちなみに連載に加筆したものである。 章立て:はしがき、序章、第一章(赤川次郎、連城三紀彦)、第二章(笠井潔、北方謙三)、第三章(島田荘司、岡嶋二人)、第四章(矢作俊彦、栗本薫、高橋克彦)、第五章(竹本建治、大沢在昌、井沢元彦)、終章、あとがき、
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昭和20年代生まれの作家たちをとりあげ、彼らが昭和の終わりまでに刊行した作品の特徴について論じている本です。「世紀末日本推理小説事情」というタイトルから、もうすこし新しい動向をあつかった本だと思ってしまいますが、1990年に刊行された本なので、これはしかたのないことでしょう。とり...
昭和20年代生まれの作家たちをとりあげ、彼らが昭和の終わりまでに刊行した作品の特徴について論じている本です。「世紀末日本推理小説事情」というタイトルから、もうすこし新しい動向をあつかった本だと思ってしまいますが、1990年に刊行された本なので、これはしかたのないことでしょう。とりあげられている作家は、北方謙三、高橋克彦、連城三紀彦、赤川次郎、笠井潔、島田荘司、矢作俊彦、岡嶋二人、栗本薫、井沢元彦、竹本健治です。 著者はまず、戦後のミステリ史のおおまかな流れを簡単に紹介したうえで、江戸川乱歩、横溝正史、松本清張らによってかたちづくられてきたミステリ史の束縛を受けることなく自由な創作活動をおこなったことで、ミステリ史に新しい風を吹き込んだ作家として、赤川次郎と連城三紀彦をとりあげます。その後、主に二人の作家を対照するかたちで、それぞれの作品世界について簡単な解説がおこなわれています。 最終章では、より新しい世代の作家たち、とくに「新本格」ムーヴメントの担い手たちについても触れられていますが、著者の評価は辛口です。歌野晶午には「小説は小説として面白いという方向をめざしてほしいところだ」と注文をつけ、我孫子武丸には「ユーモアを売り物にするには、それが自然に滲み出る年齢的な成熟が特に必要なのではないか」と述べていますが、「新本格」の作品からミステリの世界に入っていったわたくしには、これらの評価は「新本格」の本質を捉えていないもののように見えてしまいます。 もっとも、本書刊行当時には「新本格」の作家たちが登場したことの意義がまだはっきりと見えていなかったのかもしれません。
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