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道草 岩波文庫
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 岩波書店 |
発売年月日 | 1990/04/01 |
JAN | 9784003101131 |
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道草
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商品レビュー
4
16件のお客様レビュー
夫婦喧嘩を緻密に描き…
夫婦喧嘩を緻密に描きながら、どちらが悪いとも決めず、ただ心の底に蟠る闇を描き出す手際は見事です。
文庫OFF
かなり後味の悪い終わり方でした。私が女性であるからかもしれませんが、主人公の態度や発言に少しイライラして、その後の細君の正論に共感してしまいました。子どもが出る場面がこの本では唯一の癒やしかもしれません。
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入院中に自宅の本棚から供給してもらった。何年か購入してあった著書だ。 本著は純文学にカテゴライズされるだろうか、このジャンルを読むのは久しぶりだ。 本著は私小説としての議論があるようだが、今回は小説として十分に愉しめたとおもう。主人公とその細君の世の中の見方の違いが主人公の独白を...
入院中に自宅の本棚から供給してもらった。何年か購入してあった著書だ。 本著は純文学にカテゴライズされるだろうか、このジャンルを読むのは久しぶりだ。 本著は私小説としての議論があるようだが、今回は小説として十分に愉しめたとおもう。主人公とその細君の世の中の見方の違いが主人公の独白を通じて語られるところがいい。水と油のような性格の違いがある、例えば、娘に対する愛情のあり方にもその性格の違いを細君に語らせている。しかし、小説中で3人目の娘が誕生することから夫婦の関係が破綻的なものではないことがうかがわられる。この時代の夫婦関係なのか、こんな関係も面白い。そして最後に主人公が養父にお金を工面して関係を断ち切る段になっても主人公と細君ではその割り切り方が違いが明らかになっている。どちらがいいということではなく、考え方や気持ちの処理の仕方の対照性がこの作品の醍醐味だ。必要以上の修飾がなく大変読みやすい一冊だった。
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