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ちびくろサンボとピノキオ 差別と表現・教育の自由
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ちびくろサンボとピノキオ 差別と表現・教育の自由

杉尾敏明(著者), 棚橋美代子(著者)

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ちびくろサンボとピノキオ 差別と表現・教育の自由

定価 ¥2,750

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 青木書店
発売年月日 1990/12/15
JAN 9784250900426

ちびくろサンボとピノキオ

¥220

商品レビュー

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3件のお客様レビュー

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2013/05/26

差別表現とは何なのか。ステレオタイプ・偏見を助長するからおけないのか。子供の教育によろしくないからいけないのか。差別されたことのあるものしかこの痛みはわからないのか。本を絶版にし、取次を押さえ、閲覧禁止措置をかけ、既に出回っているものに対しても回収をかけて「見えなくする」ことが、...

差別表現とは何なのか。ステレオタイプ・偏見を助長するからおけないのか。子供の教育によろしくないからいけないのか。差別されたことのあるものしかこの痛みはわからないのか。本を絶版にし、取次を押さえ、閲覧禁止措置をかけ、既に出回っているものに対しても回収をかけて「見えなくする」ことが、ただしいことなのか――。 絶版・回収が持ち上がった「ちびくろサンボ」・「キノピオ」それぞれの騒動の経過と検討、付論として出版・表現の自由削除と要求・糾弾を巡る『長崎市長への七三〇〇通の手紙』と「朝まで生テレビ・人権と部落差別」について扱う。 国内で発表された「ちびくろサンボ」の各版の口絵が掲載されているが、版元が違うとまるでイラストの印象が変わることに驚いた。

Posted by ブクログ

2012/07/02

ちびくろサンボやピノキオの回収、閲覧制限についてなど、詳しくは知らなかったので読む。 回収された本の図書館での扱いについて、利用者の知る自由を考えるとその判断はなかなか簡単にはできない。 蓋をしてしまうのが楽な方法だが、そうすることは…前述 表現がいつ誰を傷つけることになるか、そ...

ちびくろサンボやピノキオの回収、閲覧制限についてなど、詳しくは知らなかったので読む。 回収された本の図書館での扱いについて、利用者の知る自由を考えるとその判断はなかなか簡単にはできない。 蓋をしてしまうのが楽な方法だが、そうすることは…前述 表現がいつ誰を傷つけることになるか、それはわからないことで、しかしあまり神経質になることも少し違うのかなと感じた。 広く様々な人から意見を聞く機会を持つこと、この追加された部分の実行が重要に思う。

Posted by ブクログ

2011/09/21
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

文学であれば、何を書いてもよいかどうか。 売れなければ問題にならなかった作品も、売れてしまうと問題になることがある。 最大の課題は、なぜ売れたか。売れたことによる影響は何か。 その視点での議論が不十分かもしれない。 人としての議論は、きちんと提示されている。 マスとしての影響の議論が不十分なまま、出版停止、図書館での閲覧禁止などの行動を取ったことが、疑問点として残っている。 「ドリトル先生アフリカ行き」が、欧米では評判がよくなく売れなかったことと、 「ドクタードリトル」という映画が、黒人を主人公として作製されたことが、どのような関係にあるかよく分かっていない。 ただし、解決方法が一つだけでないところが、文学または芸術における存在価値ではないかという気がしている。

Posted by ブクログ

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