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ゆたかな社会 同時代ライブラリー11
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ゆたかな社会 同時代ライブラリー11

J.K.ガルブレイス(著者), 鈴木哲太郎(訳者)

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ゆたかな社会 同時代ライブラリー11

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 岩波書店
発売年月日 1990/03/09
JAN 9784002600116

ゆたかな社会

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2014/06/24

貧困が当たり前だった時代、社会はゆたかさを求め、生産効率の向上に取り組んだ。そして、先進国は生活必需品には困ることがない新しい階級が大部分を占めるまでになった。しかし、社会は生産効率の追求をやめることを決して許さない。成長の停止は、ただちに不況を引き起こし、新しい階級を崩壊させる...

貧困が当たり前だった時代、社会はゆたかさを求め、生産効率の向上に取り組んだ。そして、先進国は生活必需品には困ることがない新しい階級が大部分を占めるまでになった。しかし、社会は生産効率の追求をやめることを決して許さない。成長の停止は、ただちに不況を引き起こし、新しい階級を崩壊させると信じられている。 生産された余剰物は、広告・宣伝によって合成された欲望によって消費され、さらなる生産を促す。資本主義は、いまや生産が新たな生産を呼ぶ再帰的な現象となった。一方で、貧困は解決されていない。ゆたかな階級は絶対数を増やしたものの、当事者性を失った貧困という問題は、社会の中で非可視化されつつある。 著者は社会問題の解決の鍵は、教育を推進する公共投資を、社会全体として認めるための筋書きを作ることだという。まだ十分とはいえないけれど、インターネットが教育革命のキーマンとなるのは間違いないだろう。 第四版が日本で出版されたのは1990年代だが、それからはや25年。世界の情報/資源の非対称性は、少しでも解消している感じはするけれど、ひとつの現象がドミノ倒し状に経済を崩壊させる危険性も新たに生まれた。 軍縮は一向に進まず、中東を中心に混沌とする世界。武力に依らない公平な資源/エネルギーの分配だけが世界を秩序に向かわせると思われる。ガルブレイス氏が存命であれば、果たしてどう考えるだろう…?

Posted by ブクログ

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