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こころの旅
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 日本評論社 |
発売年月日 | 1990/11/20 |
JAN | 9784535981034 |
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商品レビュー
4
8件のお客様レビュー
精神科医である著者が、人の一生を「こころの旅」と題し、乳幼児期から老年期、死に至るまで、それぞれの過程で起こる発達や課題について、専門的で客観的ながらも誠意を持って分析している。 読んだ後、あたたかい気持ちになった。人の一生は困難の連続であるが、生きることをより前向きに捉えさせて...
精神科医である著者が、人の一生を「こころの旅」と題し、乳幼児期から老年期、死に至るまで、それぞれの過程で起こる発達や課題について、専門的で客観的ながらも誠意を持って分析している。 読んだ後、あたたかい気持ちになった。人の一生は困難の連続であるが、生きることをより前向きに捉えさせてくれた。
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まともな人の心の成長過程が知りたくて読んだ。 人生を何回やり直したってこんな順調に道を歩める気がしない。けれどもなんの参考もなしに生きていける気もしないので。 ーーー以下、引用ーーー つまり、からだもこころも充分発達していると、親密な友情や性的結合など、自己放棄を必要とするよう...
まともな人の心の成長過程が知りたくて読んだ。 人生を何回やり直したってこんな順調に道を歩める気がしない。けれどもなんの参考もなしに生きていける気もしないので。 ーーー以下、引用ーーー つまり、からだもこころも充分発達していると、親密な友情や性的結合など、自己放棄を必要とするような状況において、自己を失う恐れ(があってもそれ)に直面することができる。」(かっこ内筆者) 友情の場合もそうだが、結婚においてはエリクソンのいう自己放棄がいっそう多く必要とされる。そこが単なる性的結合ともちがう重要な点の一つであろう。これをあえてひきうけるには「放棄しうる自己」がそれまでに育っていなければならない。その場合にのみ、相手との結合において自己を放棄すべきときは放棄し、しかもなおそれぞれの配偶者が独立人格でもありつづけるという奇跡的な柔軟性が現われうるのであろう。54% 成人は自分の生み出したものに対して責任をとり、これを育て、まもり、維持し、そしてやがてはこれを超克せねばならない。」 つまり、老年になってからは、自分が一生のあいだに「世話をし」、守り育ててきたものをも相対化し、客観視しなければ「人間の諸問題を全体的に眺める」ような「統合」に達することができない、というのが彼の考えかたなのだろう。70% ミンコウスキイの名著『生きられる時間』には「年をとるという感情」について次のように述べてある。 「若いということは、二〇歳であるということよりも、自分の力の横溢を感じ、前進感に満ち溢れていることである。それは未来の時間によって制約されない計画が立てられる時期である。 これに反して年をとるということは停止することであり、後に留まることである。それは〈私にはもはや人生に於て何もする時間がない〉という反省をさせられることである。」72% 動物は人間のように「自分が感じている痛みについて悩みを感じることはできない」と言い、これは人間が自分に対して「中心を逸れた立場」position excentriqueに立っているからであるという。つまり、人間は動物と同じように直接的に痛みをおぼえると同時に、自我との関係において、間接的に もこれを感じるからだという。…ある児童心理学者は「子どもは痛みによって自我への認識を得る」とさえ記している。79% 安らかな老いに到達した人の姿は、あとから来る世代を励ます力を持っている。彼らはおだやかなほほえみを浮かべ、ぐちも言わず、錯乱もしていない。有用性よりも「存在のしかた」そのものによってまわりの人びとをよろこばすところが幼児と共通している。89%
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神谷美恵子の著作はこの「こころの旅」の他「人生を見つめて」「生きがいについて」を折りにふれて読み返してきた。行き詰まりを感じたときや節目のときなどにふと手にすることが多く、その度に何らかの示唆を得て心を落ち着かせたり勇気を得てきたように思う。 この本は題名のとおり人生を「こころ...
神谷美恵子の著作はこの「こころの旅」の他「人生を見つめて」「生きがいについて」を折りにふれて読み返してきた。行き詰まりを感じたときや節目のときなどにふと手にすることが多く、その度に何らかの示唆を得て心を落ち着かせたり勇気を得てきたように思う。 この本は題名のとおり人生を「こころの旅」になぞらえ、誕生から死に至るまでのステージを第一章から第十章に立てて人生を俯瞰したものである。 学問的見地から客観性、普遍性を重視して特殊なケースはあえて捨象していることが多いので、千差万別な個々人の悩みやニーズにすぐに効く特効薬のような実用書とはいえないが、大きく人生を俯瞰することで、今いるそれぞれの人生の立ち位置から、越し方行く末を本書に重ね合わせることにより共感や反省や希望など多くのヒントが得られるように思う。還暦を機にふと読み返してみてそんなことを感じた。
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