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策謀と欲望 ハヤカワ・ミステリ1559
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 早川書房 |
発売年月日 | 1990/11/10 |
JAN | 9784150015596 |
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策謀と欲望
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商品レビュー
3
3件のお客様レビュー
まさに「小説を読む」…
まさに「小説を読む」行為が楽しめる作品。ポケミスの一冊なのでミステリーだと思って読み始めたのですが、むしろミステリー的要素の強い文学作品と言って良いのではないでしょうか?確かに作者は〈ミステリの女王〉だそうですし、連続殺人鬼の凶行で物語りは幕を開け一つの殺人事件を中心に話は進みま...
まさに「小説を読む」行為が楽しめる作品。ポケミスの一冊なのでミステリーだと思って読み始めたのですが、むしろミステリー的要素の強い文学作品と言って良いのではないでしょうか?確かに作者は〈ミステリの女王〉だそうですし、連続殺人鬼の凶行で物語りは幕を開け一つの殺人事件を中心に話は進みます。そして結末に至るまでに各登場人物個々の視点からなる多面的な描写で読者として事件の真実を推理する楽しみは有ります。 でも読後に残るのは手の込んだトリックの見事さとか結末の意外性などではなく、むしろ殺人事件
文庫OFF
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
ふ〜っ、疲れた・・ ポケミスで450ページ超、二段組ピッシリの文字の洪水の中で、幾度も断念しそうになりながらのやっとの読了。 一言で言えば重苦しい。よく言えば重厚。イギリスの低く垂れ込めたどんよりした空を思わせる小説でした。 ミステリーとしては、冒頭の連続殺人鬼の話が呆気ない幕切れで肩透かしを食っていると、そこからが本番で一つの殺人事件をめぐる話が急展開を始める。その過程でなんとも複雑な人間関係が展開されていく。正直読み進めるのにかなり体力を使いました。 本書はかれこれ30年前以上の作品であるが、原発がその舞台になっている。解説の中で、作者の原発観として、''何か間違いの起こる可能性のある事は、いつの日か必ず起こることになるという、半ば迷信的な考えを持っている。原子力発電所の場合その結果は大惨事ということになります。''と述べています。けだし名言で、3.11予見しているみたいです。 また長丁場の展開の中で、唐突に作中に国際謀略小説のノリの挿話が挟まれるが、個人的にはこの部分は要らないかなと感じた。取ってつけた様で違和感が拭いきれなかった。
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スコットランド・ヤードの警視長ダルグリッシュシリーズ。原子力発電所のある海沿いの村では女性ばかりを狙う連続絞殺が続いていた。休暇でこの村を訪れたダルグリッシュは発電所の所長宅に夕食で招かれた。その時に出会った発電所の女性幹部が殺された。しかしこの殺人は連続絞殺魔をまねた模倣事件だ...
スコットランド・ヤードの警視長ダルグリッシュシリーズ。原子力発電所のある海沿いの村では女性ばかりを狙う連続絞殺が続いていた。休暇でこの村を訪れたダルグリッシュは発電所の所長宅に夕食で招かれた。その時に出会った発電所の女性幹部が殺された。しかしこの殺人は連続絞殺魔をまねた模倣事件だった。 最初の何ページが読んだだけで、前に読んだことがあるって気がつきました。私にしては珍しく犯人も覚えていたし。そうじゃなかったら多分とてもおもしろい内容だと思う。風景の状況や脇役たちもよく表されているし。
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