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- 1206-03-13
女から生まれる アドリエンヌ・リッチ女性論
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 晶文社 |
| 発売年月日 | 1990/03/01 |
| JAN | 9784794921932 |
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女から生まれる
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商品レビュー
4
2件のお客様レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
本書の初版が、1976年今から半世紀近くも前に書かれたものだということも知らずに手に取りました。本書は、初版から10年過ぎた1986年に初版のものを底本として序文や注釈を加えて出版されたいわば新版とのこと。 翻訳され日本で出版された本書は、奥付を見ると1990年。それでも35年経っています。 結論から言えば女性論に何かしら関わるのなら今でも(単なる知りたいというだけのことでも)本書は読まれるべき一冊であるということです。 「母性という制度」というものが、その女性自身のものではなく父権制を主とした男社会の支配下でいかに翻弄され、蹂躙され、女性自身の意思も、女性が本来持っていると思われる「母性(本能的な意味合いでの)」も、時には人権さえも喪わせてきたかという歴史が綿々と書かれています。 それはここに書かれたアメリカ社会だけでなくその時代を生きた世界の女性たちに当てはまったことではなかったかと思います。(人種の違いやその国の社会の違いはあったにせよ) p189〜出産の際の鉗子の使用について書かれていますが、日本でも鉗子によって障害を負った人の話を聞いたことがあり恐ろしさを感じました。 p39著者自身が不妊手術を受けることを決意したときの話が書かれていますが、当時と今を比べてもあまり変わってない面があることに驚きます(ここは不妊手術ですが、中絶の際配偶者のサインが今でも必要であるとか) p74では母親が時に複雑で破壊的感情にとらわれて怒ることを子供に向かって怒っているように取られ、それが子供を「愛して」いないことになる恐れがあると書かれている。 ここを読んで以前読んだ「母親になって後悔している(オルナ・ドーナト)」「母親になって後悔してる、といえたなら(高橋歩唯/依田真由美)」の中にあった、「子供を産んで後悔していることと産んだ子供への愛情は別である。子供を産んて後悔していると言うことは、愛情がないということにはならないし今いる子供の存在を否定するものではない」というような意味合いの母親たちの気持ちや考えを思い出させられました。 終章の注釈ですが(p490)夫婦間のレイプについて触れられています。 現代では夫婦であっても同意のない性交渉は認めないとされますが、そうなるまではどうだったのかを初めて知ったように感じました。 世界的にもこれまでいかに女性が男性の「所有物」という扱いを受けてきたか、本書はずっとそれを語ってきていますが9章10章は特に著者の怒りにも似た感情のほとばしりを感じされられます。 p162不妊の妻は不敬罪、生まれた子供が娘ならば父親が死に至らしめる…「侮蔑のなかに生かしておくか、それとも土に埋めるか?」… そして陣痛は苦しむのが当然ものだから、苦痛を取り除こうとアヘンを使用した産婆は火あぶりにされる…女であるということだけでこんな目に遭わされる歴史があったことに絶句します。 出産をはじめとする医療行為を行うときに医療者が手を洗わなかったり清潔を保持しなかったりするのが当たり前だった(p186)ということにも鳥肌が立ちました。衛生の意識や知識がなかった時代、細菌や汚染の概念がなかった時代の医療行為のすさまじさを思うと、その時代を生ききった人たちに改めて尊敬の念が湧きました。現代生きている人たちはそういう中を生き残ってきた人たちの子孫なのだと、それってものすごいことなのだとまた鳥肌が。 書かれた時代が半世紀前ということもあり子供のいない女性についての記述には辛辣な表現もあり、現代の目で見るとかなり引っかかります。 (特に自分は子なしの立場で読んでるので個人的には腹しか立たないが箇所多し)しかし、こういうところを経て現代のMeToo運動やLGBTQ運動を振り返ると歴史って動くんだな、人の意志の力って凄いんだなと思わされます。(まだまだ成熟とは言えないでしょうけれど) これから自分は半世紀も生きないだろうけれども、半世紀先には今で思いも寄らないような女性観・論が、登場しているかもしれないななどとも思いました。
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50年も前の本にも関わらず共感したりはっとさせられることが多かった。リッチが提起した問題は50年を経ても日本ではいまだ解決していないということか。 1章 怒りと愛と 10章 暴力―闇をかかえる母性 は将来配偶者に読んでもらいたい。
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