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異界のフォノロジー 純粋国学理性批判序説 意識と場所2
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異界のフォノロジー 純粋国学理性批判序説 意識と場所2

鎌田東二(著者)

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異界のフォノロジー 純粋国学理性批判序説 意識と場所2

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 河出書房新社
発売年月日 1990/04/25
JAN 9784309230153

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異界のフォノロジー

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2019/08/31

本書の前巻にあたる『聖トポロジー―地霊の変容』(1990年、河出書房新社)にくらべると、もうすこしまとまりのある議論が展開されており、著者の神道観・国学観が明らかにされています。 とりあげられている話題は、前巻と同様文学や音楽、サブカルチャーと多岐にわたっていますが、その一方で...

本書の前巻にあたる『聖トポロジー―地霊の変容』(1990年、河出書房新社)にくらべると、もうすこしまとまりのある議論が展開されており、著者の神道観・国学観が明らかにされています。 とりあげられている話題は、前巻と同様文学や音楽、サブカルチャーと多岐にわたっていますが、その一方で本居宣長や平田篤胤の国学思想について検討をおこなっている論考も含まれており、本居宣長の国学に対する批判者として、上田秋成、富士谷御杖、平田篤胤をとりあげ、エクソテリックな宣長の立場とエクソテリックな篤胤の立場を対比的に論じています。また、大川周明や出口王仁三郎の思想について考察を展開している論考なども含まれています。 著者は、近代日本の侵略戦争に国家神道が手を貸したことの原因を、「滅私奉公」という全体機構に個をあずけ、埋没するかたちでしか生命的全一のつながりに向かいえなかったことに求めています。そのうえで著者は、民族文化の底辺を突き抜けることで普遍性へと出ていく道を求めたいと述べています。個人的には、こうした著者の考えのうちには、生命論的一元論の限界を超えることに成功しておらず、個と全体とが無媒介的に一体化してしまう危険性をまぬかれていないように思えるのですが、そのことはともかく、著者の神道思想にもとづくある程度密度の高い議論が展開されていて、興味深く読みました。

Posted by ブクログ

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