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桜史 講談社学術文庫
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桜史 講談社学術文庫

山田孝雄(著者), 山田忠雄

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桜史 講談社学術文庫

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 講談社
発売年月日 1990/03/10
JAN 9784061589162

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2020/02/28

昔、大学の基礎ゼミで「梅と桜」という主題で論文を書く時に参考文献として使用した。 これ単体で読むというよりは収集された文献を更に辿っていくべきものであり、他の方のつまらない等の評価も分からなくもない。 ただ、まだインターネットのない時代にこれまでの事例を集めたことは本当にすごく、...

昔、大学の基礎ゼミで「梅と桜」という主題で論文を書く時に参考文献として使用した。 これ単体で読むというよりは収集された文献を更に辿っていくべきものであり、他の方のつまらない等の評価も分からなくもない。 ただ、まだインターネットのない時代にこれまでの事例を集めたことは本当にすごく、そして論文でも助かりました。

Posted by ブクログ

2011/01/23

実は数年前に半分足らずの地点で挫折、今年の花の季節までには読んでしまおうと登録。 まず日本で花といえば桜のことだという言揚げに始まり、 神代から現代(大正)までの桜にまつわる幅広い逸話・詩歌・人物が取り上げられる。 万葉集・古今集・新古今集と梅と桜の詠歌数を比べ、万葉では劣勢だ...

実は数年前に半分足らずの地点で挫折、今年の花の季節までには読んでしまおうと登録。 まず日本で花といえば桜のことだという言揚げに始まり、 神代から現代(大正)までの桜にまつわる幅広い逸話・詩歌・人物が取り上げられる。 万葉集・古今集・新古今集と梅と桜の詠歌数を比べ、万葉では劣勢だった桜が、 新古今では逆転したことを心底嬉しく誇らしげにしるし、 また南殿の桜の変遷を詳述したあと『櫻花党の記憶すべきところなり』などと書くところに、 稚気満々の愛嬌があり微笑ましい。 『七年見(まみえ)ず普賢堂/蝶また東西の墻(かき)を過ぎがたし 乱後花に逢ふは春の夢に似たり/一枝の晴雪衣に満ちて香(かんば)し』 これは応仁の乱により二分された京都で、ほんの近くの桜さえ敵の占領地にあったため、 数年ぶりにやっと花見をすることが出来た感動を綴った文章に付された詩。 こういったものがおびただしく紹介されている。桜色のシャワー。 和歌や古文には、著者の子息の山田忠雄(新解さんでおなじみ)によるかなり字余りだけど ユニークな現代語訳が付されている。 「櫻史」自体は漢文脈で二重否定が頻出するところがやや難といえば難か。

Posted by ブクログ

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