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撮られる彼女たち 長編小説
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撮られる彼女たち 長編小説

片岡義男(著者)

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撮られる彼女たち 長編小説

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 光文社
発売年月日 1990/09/30
JAN 9784334921798

撮られる彼女たち

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2024/12/08

開放的で奇想天外なストーリーの青春小説

本作は、女性と見間違えられるほどの顔立ちで、女性経験もなく少年性を残した「僕」こと18歳の大学1年生の主人公が、クラスメイトや同じアパートの主婦、OLやウエイトレスなど大学生活の中で出会った7人の女性たちを、初めて手に入れたカメラで次々と写真に撮りながら、撮影や撮った写真を媒体と...

本作は、女性と見間違えられるほどの顔立ちで、女性経験もなく少年性を残した「僕」こと18歳の大学1年生の主人公が、クラスメイトや同じアパートの主婦、OLやウエイトレスなど大学生活の中で出会った7人の女性たちを、初めて手に入れたカメラで次々と写真に撮りながら、撮影や撮った写真を媒体とした交際を続け、仕舞いには被写体とした彼女たちの関係をつなぐまでになってしまうという、開放的で奇想天外なストーリーの青春小説である。主人公の容姿のせいで女性に警戒感を与えないためか、出会う女性がこぞって抵抗感や嫌悪感を抱くことなく、むしろ肯定的、積極的に彼の被写体となっていくが、中でも成熟した年上の女性の許容力のある堂々とした姿に、主人公はほぼ完全に独立し自立して存在する大人の女性の世界を発見する。一見主導権をもってスマートに彼女たちに接しているようでいて、内実はカメラを通した彼女たちの魅惑的な生き身の姿態や徐々に知ることとなる彼女たちの隠されていた陰影のある内面に圧倒され、翻弄される主人公の姿は痛々しくもあり、もどかしくもあるが、それも大人への通過儀礼だとすれば、本作は主人公の成長物語と言えるのかも知れない。当世では間違いなく盗撮やセクハラに該当するような行為も頻出するが、それらが楽天的に描かれていることに対しては、時代の違いもあるにせよ、著者が、自己探究心や自己顕示欲、承認欲求といった、女性ひいては人間誰もが本源的に持っている側面を捉えたものなどと深読みせずに、単なるファンタジックなエンタメ小説として面白く読み流せば良いのであろうか、気になるところではある。

fugyogyo

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