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モンキーズ・レインコート ロスの探偵エルヴィス・コール 新潮文庫
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モンキーズ・レインコート ロスの探偵エルヴィス・コール 新潮文庫

ロバートクレイス【著】, 田村義進【訳】

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モンキーズ・レインコート ロスの探偵エルヴィス・コール 新潮文庫

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 新潮社
発売年月日 1989/02/25
JAN 9784102282014

モンキーズ・レインコート

¥220

商品レビュー

4.3

5件のお客様レビュー

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2022/07/30

警察犬マギーに導かれて、エルヴィス・コールシリーズに出会いました。「約束」「指名手配」と読み進めるうちにコールとパイクのことをもっと知りたくなり、シリーズ1作目から読むことに。2人のキャラクターは30年前から変わっていない。軟派と硬派の真逆に見える彼らだけれど共通するのは信念に基...

警察犬マギーに導かれて、エルヴィス・コールシリーズに出会いました。「約束」「指名手配」と読み進めるうちにコールとパイクのことをもっと知りたくなり、シリーズ1作目から読むことに。2人のキャラクターは30年前から変わっていない。軟派と硬派の真逆に見える彼らだけれど共通するのは信念に基づいた行動。決して後ろに下がらない。 ロスの街並みやコールの暮らしぶりが丁寧に描かれていてるのも魅力のひとつです。 久しぶりに心が持っていかれるシリーズに出会ったのに、絶版&未訳の作品が多くて追っかけるのが大変そう。。でも楽しみです。

Posted by ブクログ

2021/11/15

 『ロスの探偵エルヴィス・コール』との副題が付いている。今では副題は不要なくらい有名なシリーズとなってしまったが、一時は日本の出版社があまり熱心に版権への触手を伸ばさなかったことから未訳作品も残念ながら目立つ当シリーズ。  この作家を日本で改めて紹介し、人気をかつてより増して引...

 『ロスの探偵エルヴィス・コール』との副題が付いている。今では副題は不要なくらい有名なシリーズとなってしまったが、一時は日本の出版社があまり熱心に版権への触手を伸ばさなかったことから未訳作品も残念ながら目立つ当シリーズ。  この作家を日本で改めて紹介し、人気をかつてより増して引き寄せたのが、2019年以降翻訳出版を遂げた警察犬マギーのシリーズ『容疑者』と『約束』だった。後者はエルヴィス・コールを再び翻訳ミステリーの壇上に、見事、呼び戻した。  ぼくも警察犬マギー・ザ・ドッグを経由して、エルヴィス・コール探偵シリーズという、ひときわ魅力的な潮流に乗った平凡な読者の一人である。だが、コール・シリーズを読みたいと思っても、『サンセット大通り』以前の過去作品は再版がなく、古書としてしか入手できないし、コールのシリーズで5作、パイクのシリーズで2作と、未読作品はそのまま埋もれたままの状態である。  そうした不運で貴重なエルヴィス・コール作品なのだが、過去邦訳作品の中でも、まず抑えておきたいのが、シリーズのスタート作品である本書である。手元にあるのは、1989年に日本で出版された初版文庫本。今ではあまり安くは入手できないシロモノである。  基本的には今描かれているコールとパイクの人物像は、当然ながらいささかも変わらない状態で、第一作からお目にかかることができる。コールのへらず口。パイクの寡黙さ。どちらも、まったく今と同じ状態である。  違うのは、そう、背景となる時代や世相なのかもしれないが、彼らの生きるロスのストリートやハリウッドの界隈は基本的にはあまり変わらないようだ。フィリップ・マーローにもハリー・ボッシュにも行き会いそうなくらい、同じ街と地形が舞台なのである。ぼくの想像の中のLAは、いかにもハードボイルドが似合いそうな、お洒落と自由と犯罪の街そのままのイメージだ。  本書でもまるで基本的な構成で描かれた、けれんのない街の風景が描かれる。映画の世界で出世したりおちぶれたりするキャラ。その周りで取り残される家族。美しい妻。育ちつつある少年。彼らをひとまとめに食い物にしようとする悪玉。男と女の複雑な感情。金と名誉への危険な急階段。  急展開の後に待ち受ける危ういまでのバイオレンスと、まるで荒野の決闘に向かいそうなコールの正義漢ぶり。もちろんパイクの方も、彼ならではの活躍と、その思いがけない結果も、おまけとして付いてくる。  翻訳者による巻末解説で初めて知ったのだが、作者はロバート・B・パーカーを意識しているし、それを隠そうともしていないのだそうだ。ボストンとロスではずいぶんと舞台は異なるし、スペンサーとコールとでは、会話のやり方もライフスタイルも随分と異なるように思うけれども、パイクの立ち位置は確かに、ホークに似ているかな、なんて感覚は、ぼくにはある。その辺りの類似点、相違点なども読んで楽しめるシリーズである。  今では絶滅種に近い、私立探偵という生物を主人公とした古典的なハードボイルドのシリーズの、これはスタート作品なのだ。  ホンモノのコクをもつストロングなカクテル。確かなキックを感じる手ごたえのあるシリーズがここから始まっていたことを、ぼくは2019年まで知らずに過ごしてしまった。明らかな失態である。  ※さて、最後にこの作品に冠された不思議なタイトルの原典だが、何と芭蕉の俳句だそうである。   初しぐれ 猿も小蓑をほしげなり  ううむ。

Posted by ブクログ

2021/11/09
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

ネットで見かけて。 ロスアンジェルスの探偵のお話だが、 一人称が「わたし」ってどういうことだろう。 ちょっと口調が探偵らしくないというか、 ハードボイルドっぽくない。 「I」をなぜ「わたし」と訳したのか。 そんな事を言えば、ヨガをするのも意外だが。 行方不明の夫と息子を探すことを依頼にきた妻。 夫は芸能プロダクションを経営して浮気をしていたが、 映画界がらみなのか、愛人がらみなのか。 夫は死体で発見され、依頼人も誘拐される。 夫に頼りきりだった妻が、 最後に銃を撃って探偵とそのパートナーを助けたのは、 印象的だった。 あとは、高級マンションに入り込むための届け物を偽装する時に、 最後に踏みつけにして形を崩したのは面白かった。 依頼人とその友人、それぞれとベッドに入ったのはかまわないが、 ネコにビールを与えるのはやめてほしい。

Posted by ブクログ

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