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世界の悪女たち ワールド・グレーティスト・シリーズ 現代教養文庫1322
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世界の悪女たち ワールド・グレーティスト・シリーズ 現代教養文庫1322

M.ニコラス【著】, 木全冨美香, 岡田康秀【訳】

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世界の悪女たち ワールド・グレーティスト・シリーズ 現代教養文庫1322

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 社会思想社
発売年月日 1989/11/30
JAN 9784390113229

世界の悪女たち

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2019/01/09

日本の三大悪女は日野富子、北条政子、淀殿らしい。NHKの大河 ドラマで岩下志麻が演じた北条政子は凄みがあって美しかった 記憶がある。 しかし、「悪女」と一括りにしても男社会の権力闘争に巻き込ま れ、後世になって「悪女」のレッテルを貼られた女性もいたので はないか。 ...

日本の三大悪女は日野富子、北条政子、淀殿らしい。NHKの大河 ドラマで岩下志麻が演じた北条政子は凄みがあって美しかった 記憶がある。 しかし、「悪女」と一括りにしても男社会の権力闘争に巻き込ま れ、後世になって「悪女」のレッテルを貼られた女性もいたので はないか。 本書は日本で悪女と呼ばれる女性たちは取り上げられていないが、 ルクレツィア・ボルジアは野心的な父や兄の政治的謀略の道具と された女性なのではないかな。「悪女」と呼ぶには気の毒な気が する。 時の権力者の愛人となり、自身も国政に口を出し危うく国を傾け させるとこだった女性もいれば、ロシアのエカテリーナ二世や 中国の西大后のように男性支配者よりも残忍だった女性支配者 もいる。 ロシアが、ウクライナやベラルーシ、リトアニア、ラトビアへ 領土を広げたのはエカテリーナ二世の時代。例のクリミアの 併合も彼女だった。 文化や芸術の発展に力を注ぐ一方で、農民たちの権力を奪い、 次々と愛人を変えて「王冠を戴いた娼婦」と呼ばれた。 映画「俺たちに明日はない」のボニー&クライドのボニー・ パーカーのような犯罪に手を染めた女性もいれば、自身の若さ を保つために処女の血を求めたエリザベート・バートリーも 取り上げられている。 保険金や財産目当てに富裕な男性を誘惑して貢がせたり、殺害 したりの女性の犯罪は今も連綿と引き継がれているんだよな。 近年の日本でも「リアル後妻業」なんてマスコミが掻き立てた 女性もいたな。 時代が移り変わろうとも、人間が持つ妄執は不変なのかもしれない。

Posted by ブクログ

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