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密教の哲学 講談社学術文庫
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 講談社 |
発売年月日 | 1989/07/10 |
JAN | 9784061588844 |
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密教の哲学
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商品レビュー
3.7
3件のお客様レビュー
密教の本を数冊読んだ後に本書を手に取りました。その意味ではその順序で良かった。もしいきなり本書を手に取っていたら全然意味がわからなかったと思います。その意味では密教初心者がいきなり読む本としてはオススメできません。 本書は題名通り密教を哲学的に分析している本になります。哲学の名...
密教の本を数冊読んだ後に本書を手に取りました。その意味ではその順序で良かった。もしいきなり本書を手に取っていたら全然意味がわからなかったと思います。その意味では密教初心者がいきなり読む本としてはオススメできません。 本書は題名通り密教を哲学的に分析している本になります。哲学の名の通り、一つ一つの思想を多面的・論理的に見て、「この思想はこういう見方もある、ああいう見方もある」という解説や、過去論争があった点などについて丁寧に説明されています(なかには、この論争は些細すぎて意味がない、という著者の感想も書かれていて、それはそれで面白かったです)。入門書と比べてすぐれているのは、難しい概念をかなり丁寧に説明してくれているので(入門書ではかなりさっと簡単に説明するだけなのでイマイチ理解できない)、そこは理解が深まります。その意味では、本書は入門書と辞典の間くらいの位置づけという感じでした。繰り返しになりますが密教の分野の知識をある程度身につけてきた(すでに本数冊は読んだという)読者であれば本書もオススメいたします。
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空海の真言密教の立場を中心に、密教の思想の体系的な意義について論じている本です。 「「学術文庫」版まえがき」で著者は、密教研究の歴史を振り返りつつ、本書の意義について語っています。近代以降の仏教学は初期仏教の研究を中心としていましたが、やがて大乗仏教の研究が進展しました。そうし...
空海の真言密教の立場を中心に、密教の思想の体系的な意義について論じている本です。 「「学術文庫」版まえがき」で著者は、密教研究の歴史を振り返りつつ、本書の意義について語っています。近代以降の仏教学は初期仏教の研究を中心としていましたが、やがて大乗仏教の研究が進展しました。そうした研究動向に対して、本書では「密教の哲学」というタイトルが示すように、「密教の基本的な哲学体系を明らかにすることを目的とした」と著者は述べています。実証的な議論を重視する仏教学の研究にそったものであるというよりも、空海によって大成された真言密教の哲学的な体系性に目を向け、その内在的な理解をめざしたものであるということができるように思います。 とはいえ、著者自身の自由な解釈にもとづいた議論が展開されているのではなく、密教の教学上の概念に密着しつつ、その相互連関を内側から解き明かすというアプローチがとられており、比較的手堅い議論がなされているという印象もあります。個人的には、もうすこし大胆に密教思想の意義を著者自身のことばで語ってほしかったという思いもあります。
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とにかくフラットに密教のことを書き連ねている。一気に読むには体力いるけど手元に置いてたまに引っ張り出すと使えそう。 中盤のマンダラの構造の詳細説明が興味深い。
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