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解剖刀を執りて 新編 筑摩叢書333

森於莵(著者)

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 筑摩書房
発売年月日 1989/05/15
JAN 9784480013330

解剖刀を執りて 新編

¥550

商品レビュー

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2010/04/02

もう一つ、印象的なことがある。森先生の随筆には、聴覚的な印象や独活気の頻出するものがある。ご本人が形態学者であるだけに、これには興味をそそられる。試しに注意して読まれるといい。ことばの引用もまた、書物からの引用ではなく、会話の引用が多い。森先生の研究にも、それが反映していないか。...

もう一つ、印象的なことがある。森先生の随筆には、聴覚的な印象や独活気の頻出するものがある。ご本人が形態学者であるだけに、これには興味をそそられる。試しに注意して読まれるといい。ことばの引用もまた、書物からの引用ではなく、会話の引用が多い。森先生の研究にも、それが反映していないか。「鶏胚の卵殻外培養」のごとき、発生学の仕事はその典型か。卵の中身を外に出して発育させれば、発生していく状態を、随時観察できる。先生の興味は、おそらくその「姿」ではなく、「動き」にあったのであろう。

Posted by ブクログ

2009/09/04

森鴎外の長男、解剖学者の森 於莵の随想。 解剖学教室や欧州の大学の出来事、解剖刀での死体との会話など興味深い。 毛細血管をレースと表現するドイツ教授の話が面白かった。 「解剖家はすべからく困難に耐ゆる事仙人のごとく、技巧を凝らす事美術家のごとく、しかも汚穢を厭わざる事豚の胃袋...

森鴎外の長男、解剖学者の森 於莵の随想。 解剖学教室や欧州の大学の出来事、解剖刀での死体との会話など興味深い。 毛細血管をレースと表現するドイツ教授の話が面白かった。 「解剖家はすべからく困難に耐ゆる事仙人のごとく、技巧を凝らす事美術家のごとく、しかも汚穢を厭わざる事豚の胃袋のごとくなるべし」

Posted by ブクログ

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