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大衆食堂の人々
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 史輝出版 |
| 発売年月日 | 1989/06/22 |
| JAN | 9784915731013 |
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大衆食堂の人々
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終章「シラカバ派の知識人たち」が面白く読めた。 ネオコンと呼ばれた人々が、のきなみ元左翼で教条的な理想主義者だったということにもつながるのではないか。 呉智英という人は、ヘイトの問題、ポリコレの問題を考える上でも重要な人物。外山恒一ともからむ。 ~ブラックユーモアというのは、...
終章「シラカバ派の知識人たち」が面白く読めた。 ネオコンと呼ばれた人々が、のきなみ元左翼で教条的な理想主義者だったということにもつながるのではないか。 呉智英という人は、ヘイトの問題、ポリコレの問題を考える上でも重要な人物。外山恒一ともからむ。 ~ブラックユーモアというのは、良識というタブーの下に潜む笑いである。良識を以って覆い隠されているはずの人間の暗部からちらりと覗く時に生ずる、緊張、不安、奇異が呼び起こす笑いである。だから、それはしばしば、単純な楽天主義への皮肉の形になる。楽天主義を知ってしまった上での悲観主義といったものなのである。したがって、楽天主義さえ成立していないところでは、ブラックユーモアは成立しない。~ 今世紀に入って、ブラックユーモアが冷笑へと姿を変えたのは、この楽天主義というのがもはや成り立たないというところに原因があるのではないか。だとすればもう一度、楽天性を取り戻す以外にない。
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