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フランス革命 祭典の図像学 中公新書933
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フランス革命 祭典の図像学 中公新書933

立川孝一【著】

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フランス革命 祭典の図像学 中公新書933

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 中央公論社
発売年月日 1989/07/25
JAN 9784121009333

フランス革命

¥220

商品レビュー

4

3件のお客様レビュー

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2017/09/15
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

1989年刊。著者は広島大学総合科学部助教授。  およそ政治の流れや決定と、それに関与していた党派を論じるだけでは、歴史の全容を解読したことにはならない。特に各党派や政治現象を下支えした民衆の感情や思いを解読したことにはならない。  かような発想は、社会学的、またアナール学派的であって、当然フランス革命にも妥当する視座であることは間違いない。本書はかような観点に則り、フランス革命期の1789~94年頃までに行われた革命の各種式典・祝祭を分析することで、革命に関わった民衆の感情を読み解こうとする書である。  これはこれでアリ。  そんな印象の一書である。政治に偏るのも適切ではなく、経済的観点から見る必要もあるだろう。地域的な差で解読する必要もあるだろうし、外交・対外関係で切るのも良いはずだ。色々な観点でフランス革命は解釈されるべきところ、本書はその一助になるのだろう。  経済的観点から見たい私の今の志向とは違ったかもしれないが…。

Posted by ブクログ

2016/05/03

著者曰く、「連盟祭」は「平和を回復し、(中略)バスチーユ攻略や大恐怖において発揮された革命的暴力を記念する(あるいは再現する)ものではなく、むしろそれに終止符を打とうとするものだった」。 以上の指摘に触れ、フランス革命に対する考え方が変わった。というのは、休む間もなく繰り広げられ...

著者曰く、「連盟祭」は「平和を回復し、(中略)バスチーユ攻略や大恐怖において発揮された革命的暴力を記念する(あるいは再現する)ものではなく、むしろそれに終止符を打とうとするものだった」。 以上の指摘に触れ、フランス革命に対する考え方が変わった。というのは、休む間もなく繰り広げられた一連の革命的暴力が、あまりに短期間で劇的なために、その力が一方方向にしか働いていないように今までは考えていた。しかし「連盟祭」のように、革命下にあって、国王処刑や恐怖政治へと向かう力とはまた違った方向へと力が働く場も同時に存在した。通時でなく共時の歴史とはなにか、同書で学ぶことができたように思う。

Posted by ブクログ

2004/11/19

祭りという観点でフランス革命の変容をつないでいく。いきなり神を否定されたりすればそりゃ大混乱だったろうなあ、と思ってしまう。

Posted by ブクログ

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