新編 魔法のお店 ちくま文庫

荒俣宏【編訳】

• 内容紹介: 内容:マッチ売りの少女 アンデルセン著. 魔法の品あります われらの街で R.A.ラファティ著. 星を売る店 稲垣足穂著. 謎の水晶 H.G.ウェルズ著. 奇妙な店 ウォルタ-・デ・ラ・メア著. おもちゃ ハ-ヴィ・ジェイコブズ著. マルツェラン氏の店 ヤン・ヴァイス著. 運命のまっている店 魔法の店 H.G.ウェルズ著. ピフィングカップ A.E.コッパ-ド著. かどの骨董店 シンシア・アスキス著. ザカリウス親方 ジュ-ル・ヴェルヌ著. お茶の葉 H.S.ホワイトヘッド著. わな、あるいは迷路へ 支那のふしぎな薬種店 フランク・オ-エン著. 小鬼の市 クリスチ-ナ・ロゼッティ著. 瓶の中のパ-ティ ジョン・コリア著. 白いダリア エルゼ・ラスカ-=シュ-ラ-著
• 販売会社／発売会社: 筑摩書房
• 発売年月日: 1989/09/01
• JAN: 9784480023469

商品レビュー

2010/05/28

荒俣宏が編集した「お…

[文庫ＯＦＦ]

荒俣宏が編集した「お店」をテーマにしたアンソロジー。古今東西の「お店」に関する小説を収録している。

2021/09/23

荒俣宏大先生の　ファンタジックな所としての商店に焦点を当てた(駄洒落ではなくて)短編集。
　普遍性を獲得した商品といふ忌はしい者と対抗する客とか、商品同士がいちゃいちゃするとか、なんぞこれって星?マジですかを売る店に、ＲAラファティの、謎の店っつうか謎の店員がゐる謎の通りの話など、結構面白い。
　『小鬼の市』(Ｃロセッティ大先生だ)なんか読んでしまふ。

2016/05/03

「魔法のお店」というと、どうしたって骨董品屋さんだよね。どれも面白かったが、中でもジョン・コリア。
読んだことがあるような作品もあって、この本の後に出たもので読んでるんだろうけど、それが何なのかは思い出せず。そのはっきりしないモヤモヤした既視感も、このアンソロジーの印象としてピッタリのような気がする。