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新編 魔法のお店 の商品レビュー

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9件のお客様レビュー

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荒俣宏が編集した「お…

荒俣宏が編集した「お店」をテーマにしたアンソロジー。古今東西の「お店」に関する小説を収録している。

文庫OFF

2021/09/23

荒俣宏大先生の ファンタジックな所としての商店に焦点を当てた(駄洒落ではなくて)短編集。  普遍性を獲得した商品といふ忌はしい者と対抗する客とか、商品同士がいちゃいちゃするとか、なんぞこれって星?マジですかを売る店に、RAラファティの、謎の店っつうか謎の店員がゐる謎の通りの話など...

荒俣宏大先生の ファンタジックな所としての商店に焦点を当てた(駄洒落ではなくて)短編集。  普遍性を獲得した商品といふ忌はしい者と対抗する客とか、商品同士がいちゃいちゃするとか、なんぞこれって星?マジですかを売る店に、RAラファティの、謎の店っつうか謎の店員がゐる謎の通りの話など、結構面白い。  『小鬼の市』(Cロセッティ大先生だ)なんか読んでしまふ。

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2016/05/03

「魔法のお店」というと、どうしたって骨董品屋さんだよね。どれも面白かったが、中でもジョン・コリア。 読んだことがあるような作品もあって、この本の後に出たもので読んでるんだろうけど、それが何なのかは思い出せず。そのはっきりしないモヤモヤした既視感も、このアンソロジーの印象としてピッ...

「魔法のお店」というと、どうしたって骨董品屋さんだよね。どれも面白かったが、中でもジョン・コリア。 読んだことがあるような作品もあって、この本の後に出たもので読んでるんだろうけど、それが何なのかは思い出せず。そのはっきりしないモヤモヤした既視感も、このアンソロジーの印象としてピッタリのような気がする。

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2014/11/15

H.G.ウェルズの古典から、現代アメリカの作家まで幅広く取り揃えている。そしてテーマは一貫して、お店と魔法。お店をめぐる、さまざまな奇譚。 「かどの骨董屋」は、なんともハートフルな物語。 「ザカリウス親方」は、ヨーロッパの古き良き物語。 「お茶の葉」は、アメリカらしい成功物語。 ...

H.G.ウェルズの古典から、現代アメリカの作家まで幅広く取り揃えている。そしてテーマは一貫して、お店と魔法。お店をめぐる、さまざまな奇譚。 「かどの骨董屋」は、なんともハートフルな物語。 「ザカリウス親方」は、ヨーロッパの古き良き物語。 「お茶の葉」は、アメリカらしい成功物語。 読みやすい話もあるが、読み進みにくい物語も入っている。

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2013/06/05

6/4 読了。 ハリー・ポッターでダイアゴン横丁やホグズミート村の描写にわくわくする人のためのアンソロジー!編者の荒俣氏による「店は魔法の空間」論も面白いし、端々に入るまりの・るうにいの挿画もかわいくて最高。 ラファティ「われらの街で」、デ・ラ・メア「奇妙な店」、ヴェルヌ「ザカリ...

6/4 読了。 ハリー・ポッターでダイアゴン横丁やホグズミート村の描写にわくわくする人のためのアンソロジー!編者の荒俣氏による「店は魔法の空間」論も面白いし、端々に入るまりの・るうにいの挿画もかわいくて最高。 ラファティ「われらの街で」、デ・ラ・メア「奇妙な店」、ヴェルヌ「ザカリウス親方」、オーエン「支那のふしぎな薬種店」が特にお気に入り。自分でもこのアンソロジーに何編か付け加えるなら、第一章にミルハウザー「セピア色の絵葉書」と長野まゆみ「綺羅星波止場」を、第二章に谷崎の「人魚の嘆き」を入れたいなぁ。

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2010/08/21

図書館をぶらぶらしていて、ふと本棚に見つけて懐かしくなって借りてしまった本。 中学~高校生くらいのころ、大好きな本でした。 荒俣宏の編訳だけあって、よくまあこんな奇妙な話を見つけてきたものだ、と思うような短編から、ロマンチックでハッピーなおとぎ話まで、どれも粒ぞろいの短編が選りす...

図書館をぶらぶらしていて、ふと本棚に見つけて懐かしくなって借りてしまった本。 中学~高校生くらいのころ、大好きな本でした。 荒俣宏の編訳だけあって、よくまあこんな奇妙な話を見つけてきたものだ、と思うような短編から、ロマンチックでハッピーなおとぎ話まで、どれも粒ぞろいの短編が選りすぐられている。初版が奇想天外社からというのもなんだか納得。 中でも私が好きなのは、店の見た目よりもずっと大きなものが出てくるお店や、タイプライターが見当たらないのに一瞬でタイプをする書記がいるお店などが並ぶ街の一角を描いた「われらの街で」、これを読んで足穂にはまったと言っても過言ではない「星を売る店」、良い子にだけ純正の魔法のおもちゃを売る「魔法の店」、つつましい暮らしをしているオールド・ミスが節約して積み立てたなけなしのお金で得たヨーロッパ旅行の中で幸運にめぐりあうロマンチックな「お茶の葉」。 どれも、初めて読んだ当時、こんなお店に巡り合わないかなあなんて想像しながら読んだことをよく覚えています。 壮大なファンタジーも、奇妙な幻想小説もいいけど、日常の中で巡り合うファンタジーも素敵ですね。ふと気づいたら不思議な世界に迷い込んでいて、夢の中のような不思議な世界を体験し、またふっと日常に戻っている。というような。

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2011/07/28

荒俣宏が古今東西我々を惑わしてきた魔法のお店を紹介するアンソロジー。出だしが「マッチ売りの少女」というのに意表をつかれておっとなる。あれも魔法かあ・・・確かに絵本でヨタヨタ走り寄るチキンの怖さは異常でしたからね。「われらの街で」「星を売る店」「奇妙な店」「お茶の葉」「小鬼の市」「...

荒俣宏が古今東西我々を惑わしてきた魔法のお店を紹介するアンソロジー。出だしが「マッチ売りの少女」というのに意表をつかれておっとなる。あれも魔法かあ・・・確かに絵本でヨタヨタ走り寄るチキンの怖さは異常でしたからね。「われらの街で」「星を売る店」「奇妙な店」「お茶の葉」「小鬼の市」「瓶の中のパーティー」「白いダリア」が好みだった。いろんなテイストを凝り過ぎず、浅すぎず楽しく読ませてくれる充実のアンソロジーでした。

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2011/09/17

借りてきたが、どうも読む気にならずに返却。今はその時期ではないらしい…そのうちまた挑戦してみるか…?

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2009/10/04

自著「世界大博物図鑑」の資料として博物学の古書を購入し、1億4000万円を『帝都物語』により得た印税1億5000万円で返済したという。偉大なる「オタク」荒俣宏の編集・監修による世界から集めた幻想的な物語を集めた本。 16編が、入っているが「ザカリウス親方」ジュール・ヴェルヌ作が俺...

自著「世界大博物図鑑」の資料として博物学の古書を購入し、1億4000万円を『帝都物語』により得た印税1億5000万円で返済したという。偉大なる「オタク」荒俣宏の編集・監修による世界から集めた幻想的な物語を集めた本。 16編が、入っているが「ザカリウス親方」ジュール・ヴェルヌ作が俺のお気に入り。 購入し読んだのが1990年ごろだが、「ザカリウス親方」という「音」はズッート頭のすみにあった。

Posted byブクログ