1,800円以上の注文で送料無料

インド錬金術
  • 中古
  • 書籍
  • 書籍

インド錬金術

佐藤任, 小森田精子【訳著】

追加する に追加する

インド錬金術

定価 ¥2,136

1,540 定価より596円(27%)おトク

獲得ポイント14P

在庫なし

発送時期 1~5日以内に発送

商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 東方出版
発売年月日 1989/12/25
JAN 9784885912283

インド錬金術

¥1,540

商品レビュー

5

1件のお客様レビュー

レビューを投稿

2024/06/18

日本では唯一の、インドの錬金術について書かれた貴重な本。11世紀のインドの錬金術書『ラサールナヴァカルパ(水銀の無限の力)』の翻訳と、これに関連する論文、著者の解説をまとめた一冊。 様々な薬草と鉱物(金・銅・亜鉛・鉄の他、水銀・硫黄・ヒ素など毒物多数)を特殊な方法で加熱、蒸留、...

日本では唯一の、インドの錬金術について書かれた貴重な本。11世紀のインドの錬金術書『ラサールナヴァカルパ(水銀の無限の力)』の翻訳と、これに関連する論文、著者の解説をまとめた一冊。 様々な薬草と鉱物(金・銅・亜鉛・鉄の他、水銀・硫黄・ヒ素など毒物多数)を特殊な方法で加熱、蒸留、混ぜてすり潰したり蒸したり…を何度も何度も繰り返して無毒化し、汁液や丸薬に加工するという、シッダ医学の処方が多数掲載されています。 各種病の治療薬の他、タントラ行のためにヨーガ行者達が摂取する薬の作り方や、長寿や若返りの妙薬など。どれももれなくヒ素や水銀入りで、加熱器具も特殊で工程も面倒極まりないので試す気にはなれませんがw 【薬剤を混ぜる人は敬虔なシヴァ神の帰依者でなければならない】【〇〇の根を熱で苦しんでいる人の耳に結びつければ、病は癒える】【昇る太陽の容姿となり〈空中飛行〉の能力を得る】等など、いかにも中世の魔術書的なロマン溢れる記述が楽しめます。 序盤の解説で、錬金術の伝播の歴史を言語学の観点から探る内容も非常に興味深いです。中国で生まれた錬金術が仏僧の行き来によってインドと中国相互に発展し、また同時に中国からアラビア経由でギリシャへ、その後時を経て西洋世界へと伝播していった。そうしてインドの錬金術は薬草学として起こり、ただそれだけで終わってしまった、とのこと。

Posted by ブクログ

関連ワードから探す

関連商品

同じジャンルのおすすめ商品

最近チェックした商品