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エチケットの文化史 春山行夫の博物誌2
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エチケットの文化史 春山行夫の博物誌2

春山行夫【著】

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エチケットの文化史 春山行夫の博物誌2

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 平凡社
発売年月日 1988/05/20
JAN 9784582512137

エチケットの文化史

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2024/03/12

日常の様々な場面における礼儀作法の歴史。 カトラリーが一般化する前、モンテーニュのような知識人でもスプーンを使うより手づかみで食事をして、手が汚れたら都度ナプキンでぬぐう方が上品と考えていたそう。 カトリーヌ・ド・メディシスがカトラリー類を嫁入りと同時にフランスに伝えたのは有名だ...

日常の様々な場面における礼儀作法の歴史。 カトラリーが一般化する前、モンテーニュのような知識人でもスプーンを使うより手づかみで食事をして、手が汚れたら都度ナプキンでぬぐう方が上品と考えていたそう。 カトリーヌ・ド・メディシスがカトラリー類を嫁入りと同時にフランスに伝えたのは有名だけど、最初から好意的にサクッと受け入れられたわけではないんだなぁと。 1533年に持ち込んだものの、ヨーロッパで広く一般に使われるようになったのはイギリスでは名誉革命(1668年)以降、フランスではルイ14世の時代と言うから、外から来た新しい物を受け入れるのは本当に簡単ではない。 エチケットの歴史は「上品でないこと」の、歴史でもあるという意味で、微笑させられる。 という一文があるのだけど、まさしくその通りで○○してはいけないと書かれていると言うことは、むしろ○○している人がその時代多かったのだろうなと。 サロンが教養人の社交場から女性を中心にした親密な人々の小規模な社交場になると、女性の間では手芸が流行になって、男性達はその手伝いをさせられただけでなく、自ら刺繍枠に布を張って刺繍する技術を知っていなくてはならなくなったというのが興味深いです。 飯塚信雄さんの本にもあった、男性でも料理とちょっとした手芸の一つ二つできたのが当たり前であった時代というのがこのあたりなのかな。 引用されたお芝居でも、侯爵が女性の集まりに顔を出して自分の黄金の針でもって女性達の刺繍を手伝うシーンがあるとか。 18世紀の後半に流行った扇言葉というのはSNSでも話題になったりしたけれど、手袋でも同じく感情を表す手袋言葉としてあったとか。確かパラソルでもあったかな。 それから宝石言葉も同じ時代に発生したそう。 フランスのポール・ルブーという文筆家の書いた本には、たばこや子供のしつけが取り上げてあって今にも通じる事じゃないかなと。 曰く 「食事が全部終わらないのに、タバコを喫うのは愚かである。食卓にならんだ御馳走を鑑賞する能力のないことを告白するのと同じである」 この辺食事を蔑ろにしないフランス人らしい。 子供については 「1.子供の求めるすべてのものを与えてはならない。 2.子供のほしがるようなものを見せてはならない。 3.子供が直さねばならぬことを、そのままにしておいてはならない。 6.子供の前で夫婦喧嘩をしてはならない。 8.子供が空想的な話をしても、それを一笑に付してはならない。そういう発想を身につけていると、大人になって単純な考えから成功のカギをみつけることがあるからである。 10.子供の落ち度を学校に持ち込んで、先生に子供を叱らせるようなことをしてはならない」 8がとてもフランス人の伝統的な、知的なものの考え方だそう。

Posted by ブクログ