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おお、定年 150人の新たな選択 文春文庫
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 文藝春秋 |
発売年月日 | 1988/03/10 |
JAN | 9784167470012 |
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(2012.05.20読了)( 2008.05.03購入) 単行本は、1985年5月に出版されています。27年前になるので、ちょっと世代が違うかなという感じです。それでも、ボランティア的な取り組みもいくつか事例として出ているので、世代の違いを気にすることもないかもしれません。 副...
(2012.05.20読了)( 2008.05.03購入) 単行本は、1985年5月に出版されています。27年前になるので、ちょっと世代が違うかなという感じです。それでも、ボランティア的な取り組みもいくつか事例として出ているので、世代の違いを気にすることもないかもしれません。 副題に「150人の新たな選択」とあるように、150人の定年後の過ごし方が紹介してあります。500名ほどの候補者に連絡し、半数は取材を断られ、250名ほど取材した中の百名ほどは著者が書くのをためらったので、最終的に150名の定年後の生活の記述になったとのことです。 解説で江坂さんは以下のように書いています。「中高年のサラリーマンにとって定年は、目前に迫った人生の最大の転機であるといってよい。定年のつらさは、単に経済事情だけにあるのではない。むしろ会社という他人様から与えられた生き甲斐のすべてを、いやおうなく返上せざるを得ないところにある。今度は自分で自分の生き甲斐を見出さざるを得ない。」(356頁) どのようにして老後の生き甲斐を見出していったのかの概要は、あとがきの349頁から354頁に記してありますので、この辺を読んで興味をひかれた方は、本文に進んでじっくり読むのもいいのではないでしょうか。 【目次】 第一章 ほのかなる青写真―企業内中高年の現状 第二章 定年を先取りする 第三章 からだのイノベーション 第四章 働く理由 第五章 それぞれの利殖術 第六章 老いて学べば 第七章 ライフワーク事始め 第八章 こころの糧 第九章 海外雄飛 第十章 シルバー起業家がゆく 第十一章 素晴らしい日曜日 あとがき 解説 江坂彰 ●四つの別れ(32頁) 中高年には四つの別れが待ち受けているという。肉親との別れ(死別)、子供との別れ(独立)、職場との別れ(定年)、そして若さとの別れ(老化)である。 ●交渉の極意(117頁) 交渉の極意?そんなのありませんよ。相手に十分言わせ、自分も存分にしゃべる。それだけです ●資格の取得(184頁) 資格の取得によってバラ色の未来を開こうとする人が多い。だが資格は、せいぜい心の安らぎと自信を得る程度のものかもしれない。 (資格の取得によってそれを生かす職場が用意されている場合は、有効ですが、資格を取得してからそれを生かす場を探す場合は、実務経験はありますか、と言われるので、なかなかうまくゆきません) ●消防と火事(212頁) 消防は火事を待つが、火事は消防を待たない。 ☆関連図書(既読) 「定年の身じたく」石川恭三著、集英社文庫、2002.01.25 「定年漂流」西田小夜子著、小学館文庫、2005.10.01 「定年後のただならぬオジサン」足立紀尚著、中公新書ラクレ、2006.11.10 「定年後」加藤仁著、岩波新書、2007.02.20 「おひとりさまの老後」上野千鶴子著、法研、2007.07.12 「老人介護 じいさん・ばあさんの愛しかた」三好春樹著、新潮文庫、2007.12.01 「老いの才覚」曽野綾子著、ベスト新書、2010.09.20 (2012年5月26日・記)
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