- 中古
- 書籍
- 書籍
- 1221-07-06
ぼくと、ぼくらの夏
定価 ¥1,320
220円 定価より1,100円(83%)おトク
獲得ポイント2P
在庫なし
発送時期 1~5日以内に発送
商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 文藝春秋 |
| 発売年月日 | 1988/07/15 |
| JAN | 9784163103600 |
- 書籍
- 書籍
ぼくと、ぼくらの夏
商品が入荷した店舗:0店
店頭で購入可能な商品の入荷情報となります
ご来店の際には売り切れの場合もございます
オンラインストア上の価格と店頭価格は異なります
お電話やお問い合わせフォームでの在庫確認、お客様宅への発送やお取り置き・お取り寄せは行っておりません
値下げ前価格について
本価格は現中古販売価格の「値下げ前価格」となります。
直近約1か月間、値下げ前価格での販売実績があるものだけ表示しております。
ぼくと、ぼくらの夏
¥220
在庫なし
商品レビュー
3.5
8件のお客様レビュー
よく出てきそうな話 警察官のお父さんと高校生の息子の春との親子関係はいい感じ 個人情報、仕事の話はいかがなものかと この本は随分前に出てるので 今程、うるさくない時代ですかね
Posted by 
本書は「1988年第8回サントリーミステリー大賞読者賞受賞作」で、ウィキペディアによると映画化やドラマ化もされたそうだが、私にとっては、米澤穂信さんが北村薫さんの作品と共に古典部シリーズを書くきっかけとなったことに、最も大きな興味を惹かれていた。 樋口有介さんのデビュー作と...
本書は「1988年第8回サントリーミステリー大賞読者賞受賞作」で、ウィキペディアによると映画化やドラマ化もされたそうだが、私にとっては、米澤穂信さんが北村薫さんの作品と共に古典部シリーズを書くきっかけとなったことに、最も大きな興味を惹かれていた。 樋口有介さんのデビュー作となる本書は、確かに事件の真相自体に安易さや陳腐さがあって、トリックにもやや問題がありそうだし、文章には生意気なことを書かせてもらえば稚拙な部分も感じられたのだが、それらを補って余りうるくらいの素敵なところも多く実感できた上に、著者の人間性への信頼度みたいなものが文章の端々から感じられたことで、米澤さんのシリーズとも共通した雰囲気を実感できたことによって、なぜ米澤さんが本書に惹かれたのかにも繋がっていることには、とても納得できるものがあったのだ。 元々、人と話すのがあまり好きではない、主人公の高校2年生「戸川春一」が、同級生の「岩沢訓子」の自殺に本格的に疑問を持ち始めたのは、それまで一度も話したことの無い、これまた同級生の「酒井麻子」との出会いがきっかけとなり、それは春(彼の愛称)と麻子の探偵ごっこが始まるきっかけと共に、彼らの瑞々しい青春が始まるきっかけともなったのだが、そこにはヤクザの娘である麻子のことを色眼鏡で見ない、春の眼差しを通した樋口さんのフラットな視点があったのである。 実は軽い雰囲気で楽しめるライトミステリとも呼べそうな本書に於ける、そうした視点の多さは1988年の当時として割と珍しいのではないかとも思われて、それは『理科系とか文化系とかそういうことじゃなくて、人間ていうのはもっと総合的なもののような気がするな』や、3年前に母が出て行き、今は刑事の父と二人で暮らす春の『たぶん親父とお袋は、ぼくに人生の不可解さを教えるために、一緒になったり別れたりしてみせたのだ』の言葉からも感じられるように、それは父のために家事を全てこなす、しっかり者の春の個性ともなって物語に奥行きを与えている。 そんな比較的冷静で大人びた印象を与える春にも、『女の子と付きあうことがこんなにも疲れるものだとは、ぼくも思っていなかった』なんて、年相応に青春している一面もあるのだから、主人公像としての存在感は充分に確立されているのだろうと思う。 そして、探偵ごっこを通して精神的に成長していく春の姿も本書の読み所となっていて、それは全く人となりを知らなかった被害者にも被害者の人生があったことに気が付いたり、推測のみで被害者の人格を傷つけるわけにはいかないと思ったことに加えて、被害者の秘密をぼくたちに暴き立てる権利は果たしてあるものなのかと、内心考える春に対して、「俺はお前の『死にたくなかった』という意志を代弁してやりたいと思うだろう」と言った、父の刑事の経験を物語る言葉にハッとさせられたりと、事件を通して親子関係が良い方向に変わっていく要素も上手いこと物語と噛み合っているのが、また心地良さを増しているように思われた、そんな父の言葉は、『無茶でない男と女の関係って、いったいどんな関係なんだ?』にも深みを感じさせるものがあったりと、春に劣らず個性的だ。 その後、二人目の死を知った春が自らの行動を悔やんだ結果、麻子と衝突してしまうものの、それでも自分なりのケジメの付け方で事件と向き合い続けた末に待っていたのは、彼にとって様々な意味に於いて忘れることのできない苦い夏となってしまうようなもので何とも切なかったのだが、そこは彼女の言葉にもあったように、『他人の人生には誰も責任なんかとれないっていうこと』なのだと私は思い、彼と彼女の心のやり取りは決して安易でも陳腐でもない、青春の光と影を夏のスクリーンに切なく映し続けていただけなのであった。
Posted by 
東京創元さんから、文庫が刊行されたのを機に、ハマってる人が多いようだったので。 男女の差とか、時代を感じたなぁ。
Posted by 
