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夏、19歳の肖像 文春文庫
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夏、19歳の肖像 文春文庫

島田荘司【著】

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夏、19歳の肖像 文春文庫

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 文藝春秋
発売年月日 1988/06/10
JAN 9784167480011

夏、19歳の肖像

¥220

商品レビュー

4.3

4件のお客様レビュー

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2010/05/28

島田氏にしては珍しい…

島田氏にしては珍しい青春ミステリ。若さゆえの切なさを感じました。

文庫OFF

2020/11/04
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

ある男のひと夏の燃えるような恋の物語。島田氏の青春グラフィティかもしれない。 『異邦の騎士』然り、とにかくこういう話に弱いのが私。冷静に一歩引いて本作を観察してみれば、実は喜劇であるという事実に気付くのだけれども。 物語の流れとしては何とも都合のいい展開だなという印象が強い。 気の弱いストーカーが冴えない手際で不器用に憧れの君と交際するようになるという展開からしてチープであり、何らかの捻りがあるのかとずっと疑念を抱いて読んでいた。主人公がヤクザに絡まれ、傷だらけになり、それを謎の多い彼女が看病してメイクラブに至る。更に追っ手に捕まり、かつて夢中になったバイクを駆り、救出に向かう。極々使い古された手である。 困難の末に行き着いた真相は、主人公が可哀想になるくらい呆気ないものだった。ここで生じるのはなぜ彼女が家を飛び出して1人暮らしを始めたかという疑問である。 愛人という生活に嫌気が差したわけでもないのに、なぜ放浪し、主人公を翻弄したのか。ここがしっくりこない。 感傷的な島田氏の筆致は上のような陳腐さを頭で解っていても、心にはびしびしと響いてくる。こういう作品を読むと、結局、小説とは斬新さがなくとも、技術で佳作・傑作が生まれるのだなぁと改めて思った次第。

Posted by ブクログ

2018/10/28

タイトルに惹かれてこの本を購入したのは高校2年の夏休み 今も買った時のこと、読んだ時のこと、鮮明に覚えている。 予備校の夏期講習の合間に某大型書店で参考書を探しているときに、出会った1冊、 すごく暑い日でした。 まだ高校2年ということもあり、本を買い、そのまま読み始める。 ...

タイトルに惹かれてこの本を購入したのは高校2年の夏休み 今も買った時のこと、読んだ時のこと、鮮明に覚えている。 予備校の夏期講習の合間に某大型書店で参考書を探しているときに、出会った1冊、 すごく暑い日でした。 まだ高校2年ということもあり、本を買い、そのまま読み始める。 コーラの見ながらのあの読後感はいまだに鮮明な記憶として残っている・・ 主人公は、オートバイの事故で入院をしている青年。 双眼鏡を使い、窓から見える光景を眺めていると、目の前の通称【谷間の家】で、父親を殺害し、遺体を工事現場に埋める女性の姿を目撃する。 偶然を装い、彼女の勤務先でアルバイトをすることに・・・ 彼女に恋心を抱く彼は。。 ミステリー小説なのだろうが、青年の一途な恋の物語でもある本作 一途な恋と切なさと、青年の気持ちがひしひし伝わってくる1冊

Posted by ブクログ

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