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弁証法的範疇論への道程 カント・フィヒテ・シェリング
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弁証法的範疇論への道程 カント・フィヒテ・シェリング

近藤良樹【著】

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弁証法的範疇論への道程 カント・フィヒテ・シェリング

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 九州大学出版会
発売年月日 1988/12/10
JAN 9784873782102

弁証法的範疇論への道程

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2026/07/08

カント、フィヒテ、シェリングのカテゴリー論を内在的に読み解くとともに、著者自身の考えるあるべきカテゴリー論について考察を展開している本です。 カントのカテゴリー論は、フィヒテやシェリングによるそれと比較すると、よく知られているといってよいと思いますが、本書で中心的にとりあげられ...

カント、フィヒテ、シェリングのカテゴリー論を内在的に読み解くとともに、著者自身の考えるあるべきカテゴリー論について考察を展開している本です。 カントのカテゴリー論は、フィヒテやシェリングによるそれと比較すると、よく知られているといってよいと思いますが、本書で中心的にとりあげられているのは後二者です。おなじ主題をあつかった本がすくなく、たいへんくわしい検討がなされているので、有益な内容なのかもしれませんが、あまりに煩瑣な議論についていくことに困難をおぼえました。 カントの認識論において、カテゴリーは悟性が感性的直観に適用する枠組みであり、それが認識においてはたす役割を解明することがめざされていました。これに対してフィヒテは、自我を出発点とする動的な知識学のなかで各種のカテゴリーを導出するという議論の進めかたがなされています。それゆえ、「カントにおける範疇発見としての形而上学的演繹と、発見した範疇による経験界の基礎づけとしての先験的演繹は、フィヒテでは一つの歩みとなる」と著者は述べています。このような立場から展開されるフィヒテのカテゴリー論は、自我と非我の統一を明らかにするという知識学の根本問題と、おなじ道を通って展開されており、そのことが「プロクルステスの寝台」というべき問題点を引き起こしていることを著者は指摘しています。 他方シェリングは、フィヒテの絶対的自我を絶対者すなわち神としてとらえなおし、知的直観にもとづいて絶対的な同一性が把握されるとともに、それに従属するカテゴリーが導出されています。さらに彼は、時間と空間の統一という直観形式にもとづいてカテゴリーを演繹することで、カント哲学の二元論を乗り越えようとしました。 最後に著者は、カテゴリーの源泉を自我に求めるのではなく、客観的な実在のうちに求めるべきだと主張し、その可能性をさぐる試みをおこなっています。

Posted by ブクログ

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