人物を創る 「大学」「小学」 人間学講話

安岡正篤【著】

• 販売会社／発売会社: プレジデント社
• 発売年月日: 1988/12/21
• JAN: 9784833413268

商品レビュー

2012/12/04

安岡正篤先生の人間学講話シリーズの一つ。中国の《大学》、《小学》の解説をメインに、人の修養の仕方、心構えを解説。
大学は、各言葉の意味を細かく解説しているので、大学の理解がぐっと深くなった。
解説も例えを用いて分かり易く、「豆の明徳、親民」等はこれだけで大学を理解できる例えだし、「自己の能力の明徳」等にも応用の利く例えで有ると思う。
中国古典に興味の有る人だけでなく、自己修養に努めたい人にもオススメの一冊。

1回目：20121203

2007/06/19

大学や小学に興味があって読んでみたけれど、文体が苦手であまり楽しく読めなかった。

漢字や故事を深く味わいたいとき、暇だったら、読んでみるのもいいかも。

小学は日常実践の学問。小学を知らなければ、大学はわからない、らしい。

顔色を正してはすなわち真に近づく
顔色というものは誠の表現にならなければならない。人間の精神状態は汗にも、血液にも、呼吸にも、直ぐに反応するもので、したがって顔面にもことごとく現れる。
顔面皮膚は身体のどの部分よりも鋭敏で、体内のあらゆる昨日が集中しておる。したがって体内の状態がことどとく顔面に現れる。それが人相の書物にすべてで折るというので、これを集めておるのだという。（ベルリンの医科大学の皮膚科）