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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 日本経済新聞社 |
発売年月日 | 1988/11/17 |
JAN | 9784532094768 |
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商品レビュー
4
1件のお客様レビュー
一九八八年刊行の随筆集。四年前に地元の古本屋さんで買い、ずっと書棚に寝かせていたのだけれど、先月気まぐれに取り出して、仕事から帰ってきた寝しなに毎日ちびちび読んだ。著者に対する私のイメージは、朝日新聞の『折々のうた』の人。本書の中盤におさめられた文章は、啄木や大伴旅人、加藤楸邨な...
一九八八年刊行の随筆集。四年前に地元の古本屋さんで買い、ずっと書棚に寝かせていたのだけれど、先月気まぐれに取り出して、仕事から帰ってきた寝しなに毎日ちびちび読んだ。著者に対する私のイメージは、朝日新聞の『折々のうた』の人。本書の中盤におさめられた文章は、啄木や大伴旅人、加藤楸邨などについて触れられており、そのイメージ通り。後半に収められた美術評も、まあ、その延長。でも前半に収められた身辺雑記はずいぶんざっくばらんというか色っぽい性的な内容もあり、というか全編において好色めいた筆致であって、へえこのおじいちゃんこんな側面あるんだな、とも思い、まあでも人間らしくっていいな、とも思ったのだった。そんな簡単に煩悩捨てられないよね。あとがきで「直接の「用」よりは、むしろ「無用」な時の流れの中での思考というものの面白さ」(p253)が随筆の醍醐味であると著者は断言する。本書が刊行されたバブル絶頂期と二〇二四年の現在とでは、「無用」な時を我々が手にするための困難さは全く異なるだろう。毎日の生活のなかで、「無用」な時を、二〇二四年現在の我々はどれだけ日々過ごしているだろうか。でも、たとえ一日わずか数秒であっても、私は、それを持ち続けたい。それがなければ、生きている意味がないじゃないか。
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