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社会科「バスの運転手」 有田和正の授業 写真で授業を読む4
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 明治図書出版 |
発売年月日 | 1988/03/01 |
JAN | 9784184340022 |
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社会科「バスの運転手」
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6月、筑波附属小の研究発表会での2日間連続の小学2年生の授業の様子が写真を中心にしてまとめられている。この「写真で授業を読むシリーズ」は、実に学ぶところ・感じて考えさせられるところが多いのだが、有田先生のそれは、授業の楽しさ・白熱している教室(授業で勝負)、そして読み進めるうちに...
6月、筑波附属小の研究発表会での2日間連続の小学2年生の授業の様子が写真を中心にしてまとめられている。この「写真で授業を読むシリーズ」は、実に学ぶところ・感じて考えさせられるところが多いのだが、有田先生のそれは、授業の楽しさ・白熱している教室(授業で勝負)、そして読み進めるうちに元気になる、「授業をしたい!」と思わせてくれるものである。このシリー ズは手に入れられるなら入手して、何度も開くといいだろう。 ① 有田先生の姿から学ぶ・感じる・考える 有田先生の表情が、これでもかというぐらい豊かなのである。 45分の授業でここまで教師の表情が変わることがあるのかと思うほどである。 大爆笑・挑発するところ・モノを提示する・重要な発問の眼に静かにさせるところなど、文章でこれまで読んできた箇所が写真によってより鮮明にイメージすることができる。 授業の後半に「子どもがバスの前に飛び出した!」という状況を突然もち出して、さらに論争を白熱させているところも上手いなぁと感じる。 有田先生は、育ててきた子どもたちをよく見てよく聞いており、有田先生が一番授業を楽しんでいる様子が伝わってくる。 そして、そんな有田先生の姿に対して子どもたちも豊かな反応を示している。 有田先生が授業の中で子どもたちと身体的スキンシップを多くの場面でとりながら進めていることが、写真を通してよく分かる。 本書に、しかめっ面をしている男の子に有田先生が肩をかかえてはげますと、しばらくすると論争の舞台に自分からまた入って行った様子がある。 論争には、「何でも言い合える」という安心感が必要である。スキンシップを通して、子どもたちに安心感を育てているのだろうと感じた。 「授業で学級づくり」と有田先生が言われていることも、実際の教室での姿から学ぶことができる。 ② 子どもたちの姿から学ぶ・感じる・考える 有田学級の子どもたち、とにかくかわいいのである。 そして、ごっこ活動を楽しむ子・論争で考えたことを話す子や「うちのお母さんは~」と生活経験を語る子・「おれも文句があるよ」と乗り出して参加する子・授業後に自分で追究して、授業では冷静に他者の発言を聞く子など、自分たちの長所・個性を生かして「はてな?」に向かっている(これらを有田先生は理解し、認めている。日々の子ども理解の蓄積がある)。 挙句の果てには「焼き鳥のレバーで止められるの?」(バス・電車を止める時に使う「レバー」とかけている)という発言まで研究授業の中で平気で出てきている。 全くすごい猛者たちである。 どの子の表情も真剣であり、そして何よりも楽しそうである。 学習課題と子どもの実態がマッチすると、このような子どもたちの表情のある授業になるのだぁと衝撃を受けた。 当然のことだが、これらのような子どもたちの姿は研究授業だから成立したものではないし、一朝一夕で出てくるものではない。 小学1年生からの布石があっての2年生6月期の姿なのである。 もうこれは、実際に手にとって見ていただくしかない。特に講座しか有田先生をしらない先生は必見である。
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