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日暮硯 岩波文庫
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 岩波書店 |
発売年月日 | 1988/04/18 |
JAN | 9784003301616 |
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日暮硯
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新訂日暮硯 笠谷和比古校注 岩波文庫 青16-1 明治になるまで、日本で正式の文書は、漢文でかかれていた 日暮硯の原本については、漢文仮名雑じり文であるようだ、そういう意味で、本書に「参考本」が付されている 全国に流布・流通しているのは、漢文ではなく、候文であった 日暮硯は、...
新訂日暮硯 笠谷和比古校注 岩波文庫 青16-1 明治になるまで、日本で正式の文書は、漢文でかかれていた 日暮硯の原本については、漢文仮名雑じり文であるようだ、そういう意味で、本書に「参考本」が付されている 全国に流布・流通しているのは、漢文ではなく、候文であった 日暮硯は、多くの写本や、異なる題であるが、内容は一緒という異本がたくさんある 一言一句異なることを細かく吟味して、その違いを明らかにしていくことは、まさに古典のそれである 一字一字を大切していく、まさに日暮硯は、江戸の幕藩体制が生んだ聖典であるのかもしれない 日暮硯に書かれていることは、実際とはどうも少しちがうようだ 恩田木工の理想となる政治をもって日暮硯は書かれていて、それが日本全国に拡散されている でも、それは悪いことではなく、恩田木工がめざしていることだった 恩田木工のすごいところは以下です 藩財政を立て直しを一任され、嘘をつかず、誠実であることを信条として改革に当たり、よくその功を成した 江戸期に断行された他の藩政改革に比して、特筆すべきは、木工の改革は、かなり大きな制度改革、道徳改造を実施しているにもかかわらず、極めて平穏なうちにこれが推移しているという点である 通常は、改革を進めるにあたって、農民一揆がおきたり、お家騒動がおきているにも関わらずにもである。 また、恩田木工という人は、他人に対しては寛容で思いやりの深い人であったが、自己に対しては、「日暮硯」が語るがごとく、極めて厳格な人であったということだ。 そのために、惜しまれつつ、45歳で亡くなることになる 目次 凡例 日暮硯 真田伊豆守の英知 勘略奉行就任 家内一門の引き締め 真田家中への申渡し 領民との対話 領民の安堵 悪徳役人の改心 家中諸芸出精 冗費減少、家内への慈愛 制せずして博奕停止 補注 参考本『日暮硯』 解説 ISBN:9784003301616 出版社:岩波書店 判型:文庫 ページ数:178ページ 定価:398円(本体) 1988年04月18日第1刷発行 1992年05月25日第6刷
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『右の正しき事の條々、木工殿の帰依僧何某上人の直話伝へり、感嘆の余り、日暮し硯に向かひ、ここかしこ聞き覚えしところ、反古の裏に書きつけて、伝ふるものなり。』 ー 68ページ 経世の書として読み継がれてきた『日暮硯』です。 信州松代藩の家老恩田木工が行った藩財政の改革を、平易な文...
『右の正しき事の條々、木工殿の帰依僧何某上人の直話伝へり、感嘆の余り、日暮し硯に向かひ、ここかしこ聞き覚えしところ、反古の裏に書きつけて、伝ふるものなり。』 ー 68ページ 経世の書として読み継がれてきた『日暮硯』です。 信州松代藩の家老恩田木工が行った藩財政の改革を、平易な文章で綴っています。
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君、君あれば、臣、臣あり。恩田杢による仁政がいかなるものであったかが書かれた本です。素晴らしいの一言。読んでいて涙でそうになりました。今の日本にはこういった政治家はいませんね(^^;;
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