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ずーっと ずっとだいすきだよ 児童図書館・絵本の部屋
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 評論社 |
| 発売年月日 | 1988/11/01 |
| JAN | 9784566002760 |

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ずーっと ずっとだいすきだよ
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ずーっと ずっとだいすきだよ
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商品レビュー
4.6
153件のお客様レビュー
愛情と別れをテーマにしたこの絵本は、犬のエルフィーとの深い絆を描いています。物語を通じて、愛する存在に対して「好き」と伝えることの大切さを思い出させてくれます。エルフィーとの思い出は、悲しみの中にも温かさをもたらし、愛されていることの喜びを再確認させてくれるでしょう。読者は、エルフィーの一生を通じて、愛情の深さや別れの痛みを感じつつも、心温まるメッセージに触れることができます。単純だけれど忘れがちな「好き」という気持ちを再認識させるこの作品は、誰もが共感できる普遍的なテーマを持っています。
※この内容はAIが作成したものであり、ブックオフ公式オンラインストアの見解や意図を示すものではありません。
絵のタッチが優しくて見てて癒される。 今近くにいる大事な人には好きって言葉を伝え続けたい。ずーっとずっと大好きだよ。 少年がセリフからもまっすぐな子と伝わる
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あたたかい あったかい絵本 エルフィーという犬 生きものを飼う喜びとかなしみ でも やっぱり 喜び ずっと愛されている絵本 ≪伝え合う すきだよずっと だいすきと≫
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サマースクールに参加する息子の送迎で、三十代最後の今年、初めて和歌山を訪れた。息子は春から中学生になったが、一人で東京から新幹線と特急を乗り継いで和歌山まで行くのは、さすがにまだ少し心細いだろうということで(彼が?わたしが?)、送迎という名目の便乗旅行を企てたのだ。サマースクー...
サマースクールに参加する息子の送迎で、三十代最後の今年、初めて和歌山を訪れた。息子は春から中学生になったが、一人で東京から新幹線と特急を乗り継いで和歌山まで行くのは、さすがにまだ少し心細いだろうということで(彼が?わたしが?)、送迎という名目の便乗旅行を企てたのだ。サマースクールの初日、会場である海沿いのホテルに息子を送り届けたあと、わたしは南海和歌山市駅に降り立った。駅直結の複合施設には、蔦屋書店と一体型の和歌山市民図書館があった。近代的で立派な施設で、書籍や資料が豊富なのはもちろん、和歌山出身の作家である有吉佐和子氏コーナーや移民資料室があり、地元の自然や祭りをテーマにした写真展も開催されていた。 次の目的地に向けて、目当てのバスの発車時刻までまだ少しあった。ぶらぶらと図書館の中を彷徨っていると、地元の高校生が制作したという謎解き企画を見つけた。謎解きが大好きなわたしは思わず飛びつく。解いていく過程で、中学校から大学までファンクラブに入っていたバンドのボーカルの直筆サインが書かれた鏡が館内にあることを知り、その鏡に自分を写して、ひとり静かに狂喜するなどした。難易度的にも所要時間的にもちょうどいい、素晴らしい謎解きだった。 全ての謎を解き終わって受付に用紙を持っていくと、完了記念の栞(紺色の厚紙にワンポイントの柄が施されていて、感動的に可愛かった)と一緒に、ハンス・ウィルヘルム作「ずーっと ずっとだいすきだよ」という絵本を手渡された。この本が、今回の謎解きのインスピレーションとなったとのこと。バスはまだ来ない。せっかくなので、読んでみることにした。 少年が、飼っている犬と過ごした日々を描いた短い絵本。優しいタッチのイラストと、幼い子どもが覚えたての拙い言葉をつぶやくような語りが、ほっと心を温めてくれる。読みながら、ほんの数時間前まで隣にいた息子のことを思う。今頃何をしているだろう。緊張は解けただろうか。ここから五泊六日、どんな経験をして、何を感じるのだろう。自分のことも思う。わたしは息子と離れて過ごす六日間で、何を感じるのだろう。見知らぬ土地。見知らぬ駅。正午。完全にひとり。どこへでも行ける、なんでもできる。誰に気を遣う必要も、誰かの顔色を窺う必要も、文句を言われる心配も、口論で疲弊する心配もない。こんな自由は、身軽さは、本当にいつぶりだろうかと思う。喜びと安堵と興奮で、心が震える。 一方で、この旅はおそらくどこかのタイミングで、ただ楽しくてワクワクするものから、わたしにとっての大きな試練に姿を変えることになるに違いないという気もしていた。苛立ったり、憤ったり、声を荒げたり、乱れた心をいったん落ち着かせようといったんその場を離れたり、そういうことはおそらく起こらない。けれど、大笑いしたり、驚嘆したり、見て見てと興奮気味に呼ばれたり、呼んだり、そういう花火のように色鮮やかな感情の起伏に見舞われることも、おそらく起こらないだろう。図書館の柔らかいソファの周りにたくさんの人々はいても、わたしはひとりだった。びゅう、とひとつ大きな風を感じる。そして、あらゆる喧騒も雑音も飲み込んでしまうような圧倒的な平穏が、わたしの目の前に突如として広がる。少しでも気を緩めれば、一瞬で真っ黒な闇に豹変して、牙を剥いてくるような気がした。霧のような緊張と不安を、うっすらと、でも確かに感じていた。 キンと澄み切った静寂の中で、わたしは、自分がいよいよ、人生の新しいフェーズに足を踏み入れざるを得なくなったのだと知る。わたしも、息子も、家族も、少しずつ形を変えていく。わたしはその波に乗り遅れそうになるたび、つい、待って、と手を伸ばしてしまう。けれど、いつまでもそうやって生きていくわけにはいかないのだと知る。孤独を、寂しさを、そのまま受け入れて、これでもかと満喫する六日間にしよう、と思い立つ。夏休みの非日常が成長させるのは、何も、思春期の少年たちだけでなくたっていい。さすがに泣いてしまうかもしれないな、と思う。プライドばっかり高いわたしは、悔しくても悲しくても絶対に泣かないとこだわってきたけれど。でも、それでもいい。六日後の自分を想像する。とりあえず進もう。この柔らかくて心地のいいソファから立ち上がったら、40℃に迫る和歌山市街にまた繰り出そう。東京の夜、訪れたい場所をたくさんリサーチしてきた。まずは美術館に行こう。近くに素敵な喫茶店もあった。時間次第ではそのまま電車に乗って、大仙古墳を見に行ってもいいな。 よし、と小さく声に出す。カウンターでお礼を言って絵本を返し、冷房がよく効いた図書館を出る。駅前には、乗る予定だった二本後のバスが停まっていた。わたしは心なしか早足になって、ずんずんと歩いていく。
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