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蒼い迷宮 角川文庫
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蒼い迷宮 角川文庫

アーナスボーデルセン【著】, 村田靖子【訳】

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蒼い迷宮 角川文庫

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 角川書店
発売年月日 1988/01/25
JAN 9784042542032

蒼い迷宮

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2020/05/09

原題は Freezing Point 。 デンマークの作家アーナス・ボーデルセンの ディストピアSF小説、但し、英語版からの重訳。 1970年代前半に透視された、 近未来の医療と人間の生き方について。 1973年、作家にアイディアを提供し、アドバイスする 編集者ブルーノ32歳は...

原題は Freezing Point 。 デンマークの作家アーナス・ボーデルセンの ディストピアSF小説、但し、英語版からの重訳。 1970年代前半に透視された、 近未来の医療と人間の生き方について。 1973年、作家にアイディアを提供し、アドバイスする 編集者ブルーノ32歳は、腫瘍の切除手術を受けたが、 担当のアカーマン医師から癌だと宣告され、 根治のためにコールドスリープで 時間を稼ぐのはどうかと提案された。 ブルーノはパーティで知り合ったバレリーナの ジェニーと関係を深めたが、 冷凍睡眠を受け入れることになるとは 打ち明けられなかった。 目覚めたときは1995年、病気は治っていたが、 臓器の移植など、望まない処置まで施されていた――。 同作家の叙述トリックミステリ『殺人にいたる病』を https://booklog.jp/users/fukagawanatsumi/archives/1/4042542026 先に読んでいたので、 主人公が小説のアイディアを捻り出しては 弄んでいるせいもあって、 こちらもそういう展開になるのか、 どこで騙されるだろうかと期待していたのだが、 特に何も起きなかったので却ってビックリした(笑)! パーツの交換や薬剤の投与で、 肉体を若い状態に保つのは可能でも、 脳だけは取り換えが利かず、 外見が若者のままでもどんどん耄碌していくという、 さもありなん……な物語。 現実の2022年は作者が昔、想像したほど 無味乾燥な世の中ではないだろうけれど、 別の様々な問題が山積しているのは間違いなさそうだ。

Posted by ブクログ

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